手のひらが乾燥する原因と注意したい肌トラブル|適切な対処法は?

毎日の手洗いや水仕事など、日常で手を使う場面は多々あります。 また、新しい生活様式の中で、手指のアルコール消毒が日常的に行われるようにもなりました。 そんな酷使している手だけに、乾燥や手荒れなどを引き起こしていないかなど、手肌の状態はいつも気になってしまうもの。 とはいえ、顔の肌の手入れには気を配っているもののハンドケアまではきちんとできていないという方も多いのではないでしょうか。 手は年齢が出やすい部分でもあり、手のひらのカサつきや手の甲のシワ、シミが目立ち始めると、それだけでグッと年齢が上がって見えてしまいます。 手は使う機会の多い部位だからこそ日々乾燥もしやすく、皮膚トラブルを引き起こす可能性が高い場所でもあります。 また、手は人の目に入りやすい部分でもあるので、いつ誰に見られても自信のある状態でいたいですよね。 今回はそんな自信が持てる手を作るために必要な手の乾燥予防におすすめのケアについてご紹介します。 手のひら 乾燥

手のひらが乾燥する原因と症状

どんな作業をする時も、使う頻度が高いのが手のひらや指先です。 よく使う分、肌の水分が蒸発しやすく、外部刺激にもさらされやすい手は、顔の肌と同じく乾燥が肌荒れ原因になっていることが多くあります。 ここでは手のひらが乾燥する理由と症状について詳細をお伝えします。 手のひらが乾燥する原因

手のひらが乾燥する原因

手のひらは皮脂腺が少ない部位で、皮膚表面にある厚い角質層がさまざまな外部刺激から皮膚を保護しています。 ただし、摩擦や刺激を受けると角質層が弾力性を失い、水分が奪われやすくなる原因に。しかも最近は、新型コロナウイルス感染症対策の一貫として、新しい生活様式の下、こまめな手洗いやアルコール消毒の習慣が定着してきました。 手洗いやアルコール消毒を繰り返していると、肌表面のバリア機能が低下して皮膚から水分や皮脂が奪われ、手が乾燥しやすくなってしまいます。 また、指先をよく使う方、手を洗いすぎている方はもちろん、ハンドケアをきちんとしていない場合も手荒れを起こす確率が高くなります。 そのため、乾燥から手肌を守り乾燥予防を行うためには手を洗うたびにハンドクリームをつけるなど、こまめなケアが大切です。

手のひらの乾燥で起こりうる肌トラブル

手は何かに触れたり作業をしたりと外部刺激を受けやすく、一度トラブルが起こると治りにくいのが厄介な部位。 手のひらの乾燥は、放っておくとかゆみや湿疹が発生し、さらには炎症を起こすなどのひどい手荒れにつながるおそれがあります。 手の肌トラブルであげられる主な症状は、赤みやかゆみ、ひび割れです。 他にも、冬場の乾燥時期に水仕事などで引き起こされやすい、あかぎれなども身近で知られている手の肌トラブルの症状の一つかもしれません。 また、アトピー性皮膚炎を患っていた人は皮膚のバリア機能が弱い可能性があるため、手湿疹を起こしやすいことも。 手湿疹は「主婦湿疹」とも呼ばれ、その名の通り炊事や洗濯など家事で洗剤や水を頻繁に使用する主婦・主夫に多い疾患です。職業柄、美容師や調理師などにもよく見られ、一度治っても過度な乾燥や刺激によって症状が再発するケースもあるので、特に注意が必要です。 他にも皮膚がひび割れを起こす乾皮症、加齢などにより皮脂の量が減り乾燥で皮膚表面がカサつき白い粉をふく皮脂欠乏性湿疹といった症状や、ホルモンバランスが原因となって皮脂の分泌量が低下し皮膚が乾燥するケースなど、手に起きるおそれのある肌トラブルにはさまざまなものがあります。

手のひらの乾燥を予防するために意識したいスキンケア

皮膚トラブルを引き起こさないためにも、手のひらを乾燥から守るためには、どんなことに気をつけると良いのでしょう。 ここでは乾燥予防のために意識したいことについて詳しくお話します。 小さなことですが、続けると効果を実感できることばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

乾燥を防ぐ

乾燥すると外部刺激から肌を守るバリア機能が低下し、トラブルが起こりやすくなるのは顔の肌も手の皮膚も同じこと。 そのため、手の皮膚も顔のスキンケアと同じように、乾燥する前に乾燥予防をしっかりと行うことが大切です。 たとえば、出かける前や手作業をした後、手を洗った後など、長時間乾燥を防いでくれるような保湿ケアを徹底することを心がけましょう。 そして、手を洗った後はもちろん、アルコール消毒を行った後も肌の水分や油分が減ってしまうので要注意。 定期的に保湿力の高いハンドクリームやジェルなどを使って、ハンドマッサージなどを行いながら肌に塗り込み、うるおいを与えてあげると安心です。 できるだけ肌を保湿をしてあげることで、肌トラブルが起きにくい状態を日々作るようにしましょう。

低刺激の洗浄液を使う

手は、ハンドソープ、シャンプー、洗剤など、さまざまな洗浄液に触れる機会が多くあります。 そのため体の他の部分の肌に比べて、洗浄成分によって皮膚がダメージを受けてしまう場合が多くあります。 新しい商品を使う際は、パッチテストなどで、皮膚に赤みやかゆみが出ないかどうかなどを確認すると安心です。 洗い物や掃除の際はゴム手袋を着用し、水や洗剤に直接触れないようにしましょう。 食器用洗剤なども植物由来のものや低刺激のものがあるので、肌に合わない場合はそういった自分に合うアイテムに変えるなど工夫しましょう。

 

手のひらの乾燥を悪化させないポイント

続いては、手のひらのスキンケアについてご紹介します。 常に外気にさらされている手のひらは、外的刺激を受けるタイミングが多くあります。 乾燥予防対策をしっかり行い、バリア機能の高い荒れにくい潤い肌を目指すために、手のひらのお手入れのコツをお伝えします。

手を洗った後はハンカチで拭く

手を洗った後、手を拭かずにそのままにして自然乾燥させてしまうと、手指の水分が一緒に蒸発してしまい、余計に肌の乾燥を引き起こしてしまいます。 ハンカチをいつも持ち歩いて、手を洗った後はしっかりハンカチで拭きとるようにしましょう。 つい忘れてしまいがちな小さなことかもしれませんが、乾燥から肌を守り、潤いのある手肌を育てるためには日々の積み重ねが大事です。 しっかり習慣づけるように心がけましょう。

ハンドマスクを装着する

ハンドマスクとは美容液に浸された手袋型のケアアイテムで、手指用のシートマスクのこと。保湿クリームをこまめに塗っても、手を洗う回数が多いとうるおいはキープされにくくなります。 新しい生活様式によって手洗いを減らすことは難しいですが、乾燥が悪化してしまうことを防ぐため、気になる人は日中や就寝時、ハンドマスクの装着をするとよいでしょう。 乾燥予防のためには肌にやさしいハンドソープ、石けんなどを用いることも大切です。 無添加のものやうるおい成分が配合されているものなど、成分にも注目して商品を選び、肌への負担を抑えましょう。

外的刺激を避ける

手のひらは皮脂腺が少なく、皮膚を保護している角層が傷つくと、水分が奪われ、荒れる原因になります。 そのため手のひらの乾燥予防には、手を水や洗剤にさらさない、摩擦を避ける等の工夫が大切になります。 食器を洗う時は食器洗浄機を使用する、掃除の時はゴム手袋を付ける、お風呂を洗う時は柄の長いスポンジを使うなど、できるだけ手に外的刺激を与えずに済むような道具を用いましょう。 ハンドクリームを使う時も、水に強いものなど手を保護してくてる機能のある商品を選ぶと◎です。

 

乾燥から肌を守るメディプラスゲル

手のひらの乾燥に悩んでいる方の多くは、顔、肌の乾燥も気になっているのではないでしょうか。メディプラスゲルは、そんな乾燥にお困りの方におすすめの乾燥予防処方アイテムです。潤いがすばやく角層に浸透し、24時間留まって潤し続けます。さらに独自開発のスキンケア成分「オゾン化グリセリン」が角層細胞までアプローチ。肌の体幹である角層を根底から整え、うるおい溢れる肌へ導きます。

>>【公式】メディプラスゲル はコチラ

手のひらの乾燥がひどい場合の対策

こまめな乾燥予防やケアを行っても改善が見られなかったり、症状が悪化したりする場合は、皮膚科を受診して治療のために必要な専門的なケアや対策を行うようにしましょう。

皮膚科を受診する

手指の皮がむけたり、軽くひび割れしたりして痛みを生じる…。 こうした症状は、まさに手荒れのサインです。 特に次のような症状がみられる場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

  • 赤いぶつぶつや水疱ができている
  • 乾燥がひどく、痛みやかゆみがある
  • 湿疹やただれなどの症状が見られる

他にも、ひび割れから出血したり、皮むけが目立ったり、赤く腫れていたりする場合は、手湿疹など、単なる肌荒れではない状態になっているおそれも考えられます。 手湿疹とは、手のひらや手の甲、指になどにできる湿疹のことです。 原因が分からないまま悪化させてしまう前に、専門機関に相談して正しい診断を受け、適切な処置をとるようにしましょう。

治療薬でケアする

皮膚科を受診して原因がわかったら、皮膚科で処方された塗り薬などを塗って治療をしていきましょう。 皮膚科では、皮膚の炎症を抑えるための保湿剤やステロイド外用剤などが治療薬として処方されます。 専門医の指示に従って、しっかり治療を行っていくようにしましょう。

手のひらの乾燥にまつわるQ&A

以上ご紹介してきたこと以外にも、手のひらの乾燥について気になることや対策において、気をつけたいことをいくつかご紹介しておきます。

Q. 手荒れを起こしやすい人の特徴は?

A.手荒れを起こしやすい人の特徴としては、アトピー体質であったり敏感肌や乾燥肌の人、さらには手を使ったり水に触れる機会の多い仕事をしていたり、家事をきちんと行う習慣があるような人などがあげられます。 乾燥により手荒れは起きやすくなりますが、手荒れの起きやすさはもともとの体質や習慣によっても変わってきます。 手荒れを起こしやすい人の特徴としては、アトピー体質であったり敏感肌や乾燥肌の人、さらには手を使ったり水に触れる機会の多い仕事をしていたり、家事をきちんと行う習慣があるような人などがあげられます。

Q. ハンドクリームを塗るときのコツは?

A. 保湿力を高めるためにハンドクリームを塗る前には化粧水をつける。 塗るときには、手のひらや甲だけではなく、手の側面、指先や爪のまわりなどのこまかい部位にもクリームをしっかりとなじませることなどです。 手の保湿に欠かせないアイテムのハンドクリームですが、保湿効果をさらに引き出すためには塗り方にもコツがあります。 まず、保湿力を高めるために、ハンドクリームを塗る前には化粧水をつけるようにしましょう。 顔のスキンケアと同様、事前に化粧水をつけることで手肌に水分を補給することができる上、重ねて塗り込むクリームの肌なじみも良くなります。 化粧水をつけた後にクリームを塗って油分でふたをすることで、水分の蒸発を防ぎ、潤いを閉じ込めることができます。塗るときには、手のひらや甲だけではなく、手の側面、指先や爪のまわりなどのこまかい部位にもクリームをしっかりとなじませることを忘れないようにしましょう。 また、市販のハンドクリームには、肌の乾燥予防に効果的な尿素成分が入ったものや香りもさまざまなタイプのものがあります。成分をチェックして、自分の肌質や肌状態、好みに合ったものを選ぶようにすると良いでしょう。

手のひらこそ乾燥予防が大切

日常的によく使う分、肌への負担も大きい手のひら。手の皮膚トラブルというと冬場のあかぎれや水仕事の多い方の手湿疹が有名ですが、乾燥による肌荒れに悩まされている方も多くいるのです。 顔の肌と同じく、手のひらも乾燥するとバリア機能が低くなり、刺激を受けやすい状態になってしまいます。 特に頻繁に使う手だからこそ、手荒れを予防するためにはまず、乾燥予防を意識することが大切と言えるのです。 ハンドケアとしてこまめにハンドクリームを塗ることも良いですが、長い期間症状が治まらない場合は、皮膚科に行って適切な治療をすることが一番です。 手荒れの原因が分かっている方はその原因を遠ざけることも回復への近道なので、食器洗浄器を取り入れたり水を使う家事を家族で分担したりと自分にできる範囲で工夫して生活を行ってみてくださいね。 ハンドクリームを使っていて効果を感じられない方は、ゲル状の保湿剤に変えてみることも◎。 クリームよりも水分量の多いゲルの方が角層に届く水分量が多くなる場合もあるので、ぜひ試してみてください。 日々のハンドケアで手を乾燥から守り、潤いのある手肌をキープしていきましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

この記事を読んだ方に

乾燥が気になる方におすすめなのが、メディプラスゲルによるスキンケア。敏感肌でも使える優しさはそのままに、新スキンケア成分「オゾン化グリセリン*」配合でパワフルにリニューアル。肌のバリア膜を潤いでしっかりサポートし、角層内部を整えて健やかな肌へ導きます。*グリセナジーRB(整肌成分として)

肌のお悩み
シェアする
メディプラス乾燥予防研究所
タイトルとURLをコピーしました