乾燥肌の症状と原因|スキンケアと食事で意識したいこと【Q&A付き】

「乾燥肌」とは、肌の水分量と油分量のバランスが乱れて、肌の水分量を維持することができず保湿力が低下している状態です。 カサつきが気になる、洗顔後につっぱる、かゆみや皮むけ、粉吹きがあるなど肌の変化を感じている方は、もしかしたらそれは「乾燥肌」のサインかもしれません。 乾燥肌は刺激に弱く、肌荒れしやすいデリケートな肌状態。誤ったスキンケアや自分の肌に合わない、十分な保湿ができにくいアイテム選びを続けていると肌荒れの症状が悪化してしまう可能性もあるので注意が必要です。 深刻な肌荒れにつながる前に、スキンケアと食生活を見直してみませんか? 今回の記事では、乾燥肌の原因や肌を乾燥させないための対策など、乾燥肌にまつわる役立つ情報をご紹介します。 記事を参考に、ポイントを押さえたケアで肌の乾燥を予防し、カサつき知らずのツヤ肌に近づきましょう。 乾燥肌

乾燥肌になる原因

「乾燥肌」といっても、実は種類も原因もさまざま。顔だけではない「乾燥」はなぜ起きるのでしょうか。

肌のバリア機能低下により外部刺激を受けやすくなる仕組み

乾燥肌とは?

乾燥肌とは、肌の油分と水分量が少なくなってしまった状態のことを呼びます。 皮膚は3つの層に大別され、一番の層に皮下組織(脂肪層)がありますが、一番外側にある層を「表皮」と呼びます。 さらに「表皮」の一番外側の部分で、肌のなかでもっとも表面にあり空気に触れる部分が「角質層」です。 乾燥肌は、この角質層が十分に保湿されず、肌表面の潤いが不十分で乾いた状態。このことから「乾燥肌」のほか、「ドライスキン」と呼ばれることもあります。 乾燥肌は肌の表面を守るバリア機能も低下しているため、花粉や紫外線などの外的刺激にも弱く、肌荒れを起こしやすい状態です。 また、肌が不足している水分を補おうとして油分が過剰に分泌されてしまうことにより、ニキビなどの原因になってしまうこともあります。 以上のような症状を引き起こしてしまう、乾燥している肌は、健康的な肌状態であるとはいえません。 肌が健やかな状態であるためには、肌の新陳代謝のサイクルであるターンオーバーが正しく働いていなければなりません。 肌が乾燥してしまうと、肌の奥で新しい細胞が作られ、古い細胞が順々に押し出される「ターンオーバー」の機能も乱れてしまいます。 乾燥が進んでターンオーバーが乱れると、角質となり、やがて剥がれ落ちていくはずの古い細胞がいつまでも肌表面にとどまってしまうため、ザラつきやかさつきの原因となってしまうので注意が必要です。 つまり、乾燥からくる肌トラブルの1つである「肌表面のかさつき」は、乾燥して水分量がたりないほか、肌表面に古い角質が残っていることが要因となっていることが考えられるといえるでしょう。 また、乾燥肌の方は顔だけでなく全身に気を配ることもお忘れなく。特に肘や膝、かかとは乾燥しやすい部分なので乾燥予防を徹底しましょう。 乾燥が進みひどい状態になると、かゆみなどの症状がでてかきむしったり、角質が厚くなりひび割れて、鏡餅みたい…なんてこともなりかねません。 他にも目のまわり、頬、手の甲、脛など、身体の中でも皮脂腺が少ない箇所は乾燥しやすいため、肌のかさつきを引き起こしてしまう前にしっかりと乾燥予防ケアを行うことが健やかな肌を作るポイントです。 乾燥肌になりやすい部位

 

乾燥肌の原因

乾燥肌になってしまう原因は大きく3つ。

普段のスキンケアで保湿が十分にできていないから

普段のスキンケアでたっぷりと保湿ができずに肌が乾燥した状態が続いてしまうと、角層に備わる肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発して逃げていく悪循環が起きてしまいます。 肌は本来、潤いを蓄えるバリア機能というものを備えており、

  1. NMF(天然保湿因子)と呼ばれる天然の保湿剤
  2. 細胞間脂質
  3. 天然の保護膜といわれる皮脂膜

による三段構えで肌を乾燥や外部刺激から守っています。 クレンジングなどによって必要な皮脂が洗い流されてしまったり、セラミドなどの細胞間脂質が肌内部で十分に保たれない場合、肌が水分を蓄えることができず肌表面から水分が蒸発してしまったり、外部からの刺激を受けて深刻なダメージにつながることも。 乾燥スパイラル

紫外線

日光に当たった後の頬のほてりなどは、いわば肌内部で炎症が起きている状態です。 紫外線と聞くと「美肌の天敵」というイメージがあるかもしれません。紫外線による肌へのダメージは、日焼けによって肌が黒くなるだけでなく、UVB波によって表皮が炎症を起こし、角質細胞がダメージを受け、保湿機能が低下、乾燥が進むことも挙げられます。 また、UVA波のダメージを受けた肌は、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどが減少し、真皮の水分量も減少してしまいます。その結果、シワ、たるみの原因にもつながり、お顔のエイジングサインを進行させてしまい、肌にさまざまな悪影響を及ぼします

 

生活習慣の乱れ

睡眠不足や偏った食生活、また過度の飲酒、喫煙などが原因で生活習慣が不安定になると、ホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーにも影響します。 その結果、古い角質が表面に押し出されにくくなるため肌のバリア機能が低下し、水分を蓄える力が弱くなり、乾燥しやすい硬いお肌になってしまうのです。 ホルモンバランスの乱れは生活習慣のほか、加齢による新陳代謝の低下も原因の一つです。 肌の新陳代謝を促すには運動をすることが効果的なので、気になる方は運動を生活習慣の一つとして取り入れてみてくださいね。 身近な日常生活の習慣を見直すことで日頃の運動不足が解消できるだけでなく、肌のターンオーバーが整い、乾燥肌の改善にもつながりますよ。

乾燥肌の対策

ちょっとした環境の変化でも陥ってしまう乾燥肌。 乾燥肌にならないための予防や、乾燥肌になってしまってからの対策にはどんなものがあるのでしょうか?

スキンケアの改善

基本的な肌のお手入れは、汚れや余分な皮脂をとる「洗浄」と、保湿効果の高いスキンケアアイテムによる「保湿」の2つです。 「洗浄」においてはクレンジング剤や洗顔料を用いることが多いと思いますが、表面の汚れや余分な皮脂だけなら、ぬるま湯で洗うだけでも8割ほどは落ちます。 メイクや外気に含まれる汚れなどを落とすために洗浄剤を用いますが、洗浄力が強すぎるものを用いると肌に必要な皮脂まで奪われてしまい、乾燥してつっぱり感を感じることもあるため、洗浄剤選びにも注意が必要です。 また、スキンケアの際は、一時的に水分を与える「保湿」ではなく、長時間うるおいを与え続ける「乾燥予防」ができるアイテムを選ぶのがおすすめ。 水分をしっかり浸透させた後、肌表面にも水分・油分を留まらせて水分を与え続けられるので、うるおいを長く保持することができます。テクスチャーについても、肌に長時間留まり蒸発しにくい、ゲル状のテクスチャーのアイテムなども使用におすすめですよ。 それから、保湿成分が豊富なアイテムであることもポイントです。 ヒアルロン酸、セラミドなど、肌にもともと備わった美容成分をたっぷり含んだアイテムなら、肌本来の保湿力もしっかり底上げしてくれます。 カサついている肌に過度な刺激は良くないため、ワンステップでお手入れが済むオールインワンアイテムを使用すると、肌摩擦を減らすことができ、手軽に優しくケアできますよ。 化粧水、乳液等の製品のライン使いをする場合は、水分を与えたあと油分を含んだクリーム類でお肌にフタをすることを忘れずに。

 

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紫外線対策

次に日中のケアについてもしっかり学んでおきましょう。 日中ケアのポイントは、できるだけ紫外線を避けることと、日常的に浴びる日差しにも油断しないこと。 基本の紫外線対策を欠かさないよう、帽子やサングラス、真夏には日傘なども活用してしっかり備えましょう。屋外活動の多い日中は季節に関係なく日焼け止めやUVカット効果のある下地を塗ることも大切です。 朝夕の洗濯物取り入れや、運転中の車内や窓際から差し入る日光にも要注意。日々の積み重ねは確実に紫外線ダメージへとつながるため、1年中日焼け止めを塗布する習慣づけが効果的です。

メイクアイテムの見直し

外気や紫外線、エアコンの風などにさらされる日中、もっとも肌を守ってくれるのはメイクアイテムです。 選ぶなら、長時間保湿し乾燥の予防を防いでくれるような、潤い成分豊富なアイテムを取り入れるのがおすすめ。 特に保湿成分といわれるセラミドヒアルロン酸コラーゲンなどが含まれたアイテムなら、メイクをしながら同時にスキンケアもできます。 UVケア成分や、肌を外部刺激から守る成分が含まれたアイテムも販売されているので、自分の肌に合ったものを探してみましょう。

生活習慣の改善

もっとも手を付けやすいのに、意外と見落としがちなのが生活習慣の見直し。ホルモンバランスの乱れも、やはり肌状態に影響します。 生活習慣を見直すことでホルモンバランスの改善が期待でき、肌のターンオーバーが正常に戻って乾燥肌を防ぐことができるかもしれません。 まずは、適度な運動や栄養バランスの取れた食事、良質な睡眠を心掛けることが大切です。さらにストレスをためないよう、心身ともに健やかな状態へとコントロールしていくことも必要です。 また、基本的なことですが、普段過ごしている室内の環境もしっかり見直しましょう。 秋冬は特に湿度・気温が下がり、暖房器具を使う頻度も増え、乾燥しやすい季節。知らぬ間に乾燥しやすい環境にいることも多いため、加湿器を活用するなどして室内の乾燥を防ぐようこまめに気を配りましょう

乾燥肌の顔のスキンケアポイント

ここまでは乾燥肌について、そして乾燥肌になってしまう原因について述べてきました。 では一度なってしまった乾燥肌は、どのようにケアしたらよいのでしょうか。

優しく素早く洗顔する

入浴や洗顔直後などの濡れた皮膚は、水分が蒸発しやすい状態です。 肌がもっとも乾燥するタイミングなので、乾燥肌から脱却するためには、スキンケアだけでなく洗顔方法を工夫することもとても大切。洗顔のコツはどれもとても簡単なことばかりなので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。 まず注意したいのは、水の温度。温度の高すぎないぬるま湯で、優しく洗顔することが大切です。 そして、クレンジングフォームや石けんをよく泡立てて洗うこともお忘れなく。 ゴシゴシとこするように強く肌を洗うと、洗顔すること自体が肌にとって外的刺激となってしまいます。摩擦により肌がダメージを受けてしまうことを避けるためにも、泡のクッションでなでるような気持ちで洗いましょう。 このとき、時間をかけて顔を洗うとより乾燥を招いてしまうため、クレンジングと洗顔2分以内を目安に素早く洗うことが大切です。 ほかにも、洗浄力の強すぎるアイテムは皮脂を過剰に洗い流してしまうため、洗顔料を選ぶ際は、乾燥肌用や敏感肌用などの必要な皮脂を残して洗うことのできる、肌に優しいアイテムをチョイスすることも大切です。 特に男性の場合、女性よりも皮脂が多い傾向があるため、メンズの洗顔料の中には洗浄力が強めのものがあります。自分の肌質や肌状態に合わせて、選ぶようにすると良いでしょう。 また、一度濡らしたティッシュが乾くとカピカピになってしまうように、濡れた状態の肌は乾燥しやすくデリケート。洗いすぎないように優しく丁寧に顔を洗ったあとも、水分をごしごし拭き取るのはNG。柔らかいタオルで、そっと水分を拭うようにしてください。

化粧水のみのケアは避ける

乾燥予防で大切なのは、肌の水分を保ち続けて乾かさないこと。でも、化粧水のみのケアでは、すぐに乾燥してしまい、潤いを長く保つことができません。 水分が出て行かないように肌の表面にフタをする意味でも、油分は必須です。そのため、化粧水を塗布した後は、美容液などで美容成分を補給し、油分を配合した乳液、クリーム等でしっかりとケアすることが大切です。 さらにワセリンやオイルなどを塗って水分の蒸発を防いだり、スペシャルケアとしてフェイスパックを上手に利用したりするのも良いでしょう。 水分から油分の順番でケアを行うのは、ボディケアも同じこと。 乾燥予防のためには、入浴剤にも一工夫を。保湿剤が配合された入浴剤などを使えば、乾燥しやすいお風呂上がりの肌も安心です。入浴剤の保湿成分によってしっとりした肌になった後は、さらにボディクリーム等を塗ることで、素早く水分を閉じ込めましょう。

スキンケアやボディケアを手軽に済ませたい、アイテムを塗り重ねることが面倒という方には、オールインワンアイテムがおすすめです。化粧水、美容液、乳液、クリームの手順を省けて時短ができ、デコルテや肩、腕まで一度にお手入れが可能。さらに摩擦の回数も少なく済むために肌への負担がなく使用できるアイテムです。

日中もこまめに保湿する

もっとも外の空気に触れる日中は、ときどき保湿することを心がけましょう。 とはいえ、保湿のためにそんなに長く時間を使うこともできない場合には、ミストスプレーで肌全体に潤いを与えたり、保湿クリームで乾燥が気になる箇所をポイント保湿したりするのがおすすめ。目元や口元、頬は乾燥しやすいため、定期的に潤いを補給するのが効果的です。 また、家事の後には必ずハンドクリームを用いて指先や手の甲の保湿をしてあげましょう。尿素が配合されたハンドクリームは潤いがさっと浸透してべたつかず、使い心地も良いのでおすすめですよ。

乾燥肌になりやすい身体の部位とスキンケアのポイント

身体の部位にも、乾燥肌になりやすい部位があります。乾燥予防をする際には、特に気をつけて対策を講じてみてください。

乾燥肌になりやすい身体の部位

顔以外では、首、デコルテ、背中、脛(すね)、肘(ひじ)、膝(ひざ)、かかとなどが乾燥肌になりやすい部位です。 これらの部位は、乾燥すると皮膚につっぱり感やカサつきが生じたり、白く粉が吹いたような状態になったりすることもあります。 さらに、乾燥により皮膚のバリア機能が低下して刺激物質が入り込みやすくなると、かゆみを伴うことがあるので注意が必要です。 つい顔を中心に乾燥対策を行ってしまいがちですが、乾燥しやすい部位にも留意することが大切。顔、身体問わず、日々の乾燥対策を行き届かせるようにすると良いでしょう。

身体のスキンケアポイント

摩擦は肌へダメージを与えるものです。身体を洗う際は、手のひらの泡で優しく撫でるか、綿などのアレルギー反応を起こしにくく柔らかい素材のタオルで擦るようにしましょう。 刺激が強いナイロンタオルやアカスリタオルなどで強く擦ることは避けるようにしてください。 汗や皮膚表面の汚れは肌への刺激になりやすいため、しっかり落とすように心掛けましょう。 また、肌への刺激をできるだけ少なくするために、石けんやボディソープは低刺激性のものを選ぶことをおすすめします。うるおいのある肌には水分だけではなく、適度な皮脂が必要です。 洗った際に必要な皮脂を落とし過ぎないよう、洗浄力が強過ぎないアイテムを使うようにするのも一つの乾燥予防対策になります。 そして、身体の水滴を拭く際は、柔らかく肌への刺激が少ないタオルを使用し、お風呂あがりはローションやクリーム、ワセリンなどの保湿剤でスキンケアをするのもお忘れなく。 ワセリンには、幼児向けのベビーワセリンなどの製品もあるので、子供に使用する際にはそうした適したものを選ぶようにすると良いでしょう。

皮むけ、つっぱり…乾燥肌のトラブル対策

乾燥して肌がつっぱったり、皮むけが気になったりすることはありませんか? つっぱりも皮むけも、乾燥からくる肌トラブルの一つ。どうすれば改善されるのか、対策法をご紹介します。

皮むけ

乾燥肌は、肌表面がカサつき、皮がめくれていたり、粉を拭いていたりする状態。 そのほかにも洗顔後の洗い上がりにつっぱりを感じるときも、乾燥により肌の保湿力が足りていないことが多いと考えられます。 カサつきや皮がめくれる理由は、保湿不足やターンオーバーの乱れなどが原因でバリア機能が低下し、表皮に押し出された角質細胞が、乾燥によりはがれている状態です。 肌に届ける水分量を多くしたいときは、いつものスキンケアに導入美容液を取り入れてみると良いでしょう。 導入美容液は肌をやわらかくして、スキンケア用品の成分を受け取りやすい状態に導いてくれるため、その後に塗布する化粧水の浸透率を高めてくれます。 その後、乳液、クリームなどで水分と油分のバランスを整えることも忘れずに行いましょう。 いくつものアイテムを塗り重ねるのが面倒な方は、1つでうるおいバランスを整えられて乾燥予防のできるオールインワンアイテムもおすすめです。ひと塗りで化粧水、乳液、美容液を使用した時と同じ効果を得ることができますよ。

吹き出物、ニキビ

乾燥が進むと、ぶつぶつとした皮膚炎が生じてしまう場合もあります。 これは肌の水分不足や皮脂の過剰分泌などが原因で皮脂が毛穴に詰まってしまう皮脂詰まりによるものです。悪化すると吹き出物やニキビなどになってしまいます。 肌が乾燥すると水分の蒸発を防ごうとして油分を過剰に分泌してしまいます。乾燥予防を徹底し、水分量と油分量のバランスが良い肌を目指すことが大切です。 美しい肌作りには、毎日のスキンケアが肝心。化粧水のあとは必ず乳液やクリームなどを使用し、肌の水分と油分のうるおいバランスを整えましょう。 乾燥による肌荒れの対処法については、下記の記事に詳しくまとめているのでぜひ参考にしてくださいね。

乾燥肌の人が摂取したい食べ物

肌を健やかに保つためには、スキンケアだけでなく、日々の食生活を改善することも肝心です。 健康な体作りにも食生活が大切なように、きれいな肌を作るためにも、毎日の食生活を見直す必要があります。 まずは、栄養バランスの取れた食事を取ることを意識すること。皮膚をすこやかに保つためには、ビタミン類タンパク質亜鉛必須脂肪酸など多くの栄養素が必要です。 食生活の乱れは肌荒れに直結する可能性があるため、肌に必要な栄養素をきちんと食事で補えているか、見直してみてはいかがでしょうか。 食生活から肌を整えることに興味がわいた方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

乾燥肌の人に適したメイク

乾燥肌の方は、パウダー状のメイクアイテムが肌に定着しづらかったり、アイライナーがうまくひけなかったりと、メイク時にも悩みを抱えている方が多くいます。 ここではそんな乾燥肌の方がメイクを楽しむためのヒントをご紹介します。 「メイク崩れ」と聞くとオイリー肌をイメージする方も多いかもしれませんが、乾燥肌の人もメイク崩れなどに悩む場合があるので注意が必要です。 乾燥肌の方の場合、メイクが崩れる原因は保湿力の低さにあります。 時間が経つにつれてファンデーションが入り込みシワが目立つ、メイクが浮く、笑うとベースメイクが割れるなどの自覚症状のある方は、メイクの前の保湿を十分に行うことを心がけてください。 また、保湿力の高い化粧下地など、保湿成分が配合されたメイクアイテムを選ぶことも効果的です。 ドラッグストアには、手頃な値段で購入できるプチプラアイテムなどもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。 肌質によって、工夫するポイントも変わってきます。乾燥肌の方に合うメイク方法を紹介した記事もあるので、参考にしてみると良いでしょう。

乾燥肌ケアに関するQ&A

ここでは乾燥肌の方が悩みがちなポイントについて、Q&A形式で答えていきます。 ケア方法から治療についてまで、細かいお悩みに対応しました。ぜひチェックしてくださいね。

Q.サプリメントは乾燥肌に良い?

A. サプリメントにより、肌に良い成分を効率的に摂取することは可能です。 ビタミン類、亜鉛、ベータカロテン、セラミド、プロテオグリカンなどがおすすめ。 ただし、サプリに頼り切りになるのではなく、できる限り食事で摂取することが望ましいといえるでしょう。 旬の野菜や魚などを意識的に食べて、栄養素やタンパク質をバランス良くとることを心がけましょう。

Q.乾燥肌の改善に運動は効果的?

A. 運動は、ストレス解消やホルモンバランスの改善などにつながると考えられているため、積極的に取り入れると良いでしょう。 運動することで、血行促進や、睡眠の質向上も期待できるため、肌のターンオーバーに影響する可能性もあります。 ストレスが解消されることでホルモンバランスも整いやすくなるため、普段の生活に適度な運動を取り入れると良いでしょう。 ただし翌日まで疲れが残るような、過度な運動は禁物です。

Q.皮膚科で乾燥肌を治療できる?

A. 乾皮症、アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹などの乾燥を原因とする皮膚疾患の場合、皮膚科で治療を受けることができます。 乾燥が全身で起こっている場合、乾皮症の可能性があると診断された場合は、塗り薬などの保湿剤が処方されることが多くあります。症状がひどい場合は、ステロイド剤を処方されるケースもありますが、ステロイド剤も正しく使用すれば危険なものではありません。 肌に関する製品には薬用化粧品から医薬品までさまざまなものがあります。 症状に合わなかったり、誤った使い方をすれば、改善どころか症状を悪化させてしまうリスクが生じます。自己判断せず、医師の指示に従って薬を使用しましょう。

乾燥肌への対策は乾燥予防から!

乾燥肌は肌のバリア機能が低い状態。カサつきやつっぱり以外にも、さまざまな肌荒れの元凶となってしまうので注意が必要です。 肌を整えるために大切なのは、スキンケアと食生活。この2つを改善することで、生活習慣が整い、乱れていたターンオーバーやホルモンバランスが正常に整います。肌が乾く前にケアをし、うるおいを長時間保つことで肌の状態も快方に向かいます。 季節の乾燥だけではなく、エアコンの使用や紫外線といった外部刺激による乾燥の影響を受けやすい環境にいることを忘れず、栄養バランスのとれた食生活を送ることを心掛けるようにしましょう。 また、自分に合ったスキンケアを知っておくと、肌トラブルが起きたときも安心して対応することができます。今回の記事でご紹介したポイントを押さえながら、毎日の乾燥予防ケアと食事に気を配り、身体の外側と内側両方から乾燥予防につとめましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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