スキンケアの順番は?正しいお手入れのために知っておきたい基礎知識

スキンケア、といっても、多くの種類があるうえに、朝夜のお手入れの違いや年代別、男性向けのアイテムなど、初心者にはわからないことがたくさん!
ここではスキンケアの基礎知識として、ベーシックなアイテムとスペシャルケア、それぞれの使用順や使い方を解説します。アイテムの使用目的をしっかり理解することで、各アイテムの肌タイプに合わせた選び方などもわかってきますよ。
スキンケア 順番

スキンケアの正しい順番とは?

スキンケアに正しい順番があるわけではありませんが、より効果的な使い方はあります。
水分と油分では水分を先に塗布したり、朝夜で使うアイテムが違っていたりするので、まずは基本をしっかりおさえましょう。

スキンケアの基本的な順番

スキンケアといっても、お手入れの基本はまず「肌をリセット」することから始まります。
洗顔料やクレンジング剤で、皮脂汚れや角質、メイク汚れをやさしくオフ。朝は夜寝ている間に分泌された皮脂などを、夜は日中の空気やメイクによって肌についた汚れを落とすことが目的です。
肌にとって大切な皮脂膜を洗いすぎないよう、洗浄力の強いアイテムやゴシゴシ擦るような洗い方は避けましょう。水やぬるま湯でさっぱりと流し、きれいな素肌の状態にすることで後に使うスキンケアの効果がアップしますよ。
洗顔や入浴後、すぐにアイテムを塗布していきます。特に乾燥肌や敏感肌の場合、洗顔後に肌に乾く隙を与えないことがポイント。また、アイテムの正しい使用順を守ることで、水分と油分のうるおいバランスが保たれ、肌をすこやかに保ちやすくなります。
一般的によく用いられるアイテムの使用手順は次のとおり。

  1. 化粧水
  2. ローション
  3. 美容液
  4. 乳液
  5. クリーム

美容液は保湿成分、美容成分、効果 を添加したものであり、必要に応じて取り入れましょう。また、乳液とクリームはどちらも肌に油分を与える役割があります。
好みや肌の状態に合わせていずれかの使用で問題ありませんが、使用順序によっては肌への浸透力に差が出てしまうので注意しましょう。

スキンケアの順番

スキンケアアイテムの役割

化粧水

化粧水、ローションとも呼ばれるアイテムです。肌に水分と保湿成分を与え、肌をうるおわせ、やわらかくすることが目的。さっぱりタイプやしっとり、モイストタイプなど使用感によっても分かれていることがあります。
コットンや手のひらにとり、角層の奥までたっぷりと浸透させることで角質細胞が水分を含み、次につけるスキンケアアイテムがなじみやすい状態に。塗布した後に両手で頬を覆い、暖めるとハンドスチーム効果でより浸透しやすくなりますよ。

美容液

目的別にさまざまな美容成分が含まれている、基礎化粧品(化粧水、乳液など)にプラスして使うアイテムです。シワ、たるみなどエイジングケア用の保湿成分や、美白有効成分が配合されたシミ、くすみ向けの医薬部外品のものなど種類が豊富。
透明感のある肌を期待するならホワイトニング効果のある美白美容液を取り入れるなど、肌悩みに応じて自分の肌質に合わせた選び方ができるため、スペシャルケアとして用いても良いでしょう。

乳液

化粧水や美容液に比べて油分が多く、肌に油分を与えるためのアイテムです。肌の表面では本来、皮脂膜によって水分の蒸発を防いでいますが、特に女性は30代後半から、皮脂の分泌量が急激に減ってしまうため、皮脂膜が十分に機能せず、肌が乾燥してしまうことがあります。
油分は皮脂と同様、うるおいのフタとなって肌内部に水分をキープする大切な役割があるため、脂性肌の方でも、洗顔後など皮脂が洗い流されてしまった後は必ず乳液などで油分を補給しましょう。

クリーム

乳液よりさらに油分の多いアイテムで、乳液と同様、肌にうるおいをキープする役割があります。乳液で十分うるおいをキープできている場合は乳液のみで済ますこともありますが、油分が足りないと感じた際にプラスしたり、ナイトクリームとして夜用の集中ケア用商品を使ったりするのもおすすめです。目元用のアイクリームなど、乾燥しやすい部分のポイントケアとしても◎。

美容液や乳液、クリームは肌にとって必要なものを選んで使用しましょう。
朝のお手入れの場合は、クリームの後、UVカットのための日焼け止めを塗布するところまでをワンセットとし、その後メイクを施しましょう。日中の乾燥と紫外線を防ぐことを習慣化することが美肌へのカギとなります。

スキンケアの順番に関するよくある質問

ここまでスキンケアの基本的なアイテムについてご紹介してきましたが、スキンケアアイテムにはまだまだ色々な種類があります。その中でも特に「使うタイミングがわからない!」と思われがちな2アイテムについて解説します。

導入美容液の順番は?

導入美容液とは、ブースターとも呼ばれ、多くの場合化粧水より先に肌へ塗布する美容液のこと。メーカーにもよりますが、基本的に導入液は、洗顔後スキンケアの初めにつけることが多いでしょう。肌のもっとも外側の角質層に近いうるおいバランスを持つ美容液で、最初につけることで肌をやわらかくし、化粧水がなじみやすい状態へと導き浸透力を高めるといわれています。

シートマスクの順番は?

シートマスクは水分やその後に与える美容成分の浸透力をアップさせる効果があります。基本的には洗顔後すぐ、または導入液の後にシートマスクを装着することをおすすめします。悩みに合わせて特別なケアとして用いる場合は、化粧水をつけた後にシートマスクをつけて美容液と置き換える使い方もあります。
Tゾーンや唇用パックなど、部分用のマスクもありますが、どの商品もマスクでケアした後には、乳液、クリームでうるおいを閉じ込めることを忘れないようにしましょう。
また、アイテムによってはスキンケアの最後に使うものなど順番が異なるケースもあるため、商品の説明書に従って使用してください。

お手入れが続きやすい、スキンケアのポイント

デパ地下コスメに代表されるように、各種ブランド、化粧品メーカーが豊富なラインナップを取り揃えているスキンケアアイテム。しかしそれらの商品をずらっと並べて、全部を抜かりなく顔にぺたぺた…そんな時間もお金もない!という人も多いのではないでしょうか。そんな時は最低限のポイントをおさえれば、手間暇やコストをたくさんかけなくても、肌の美しさを保つことができます。

オールインワンアイテムを使う

ここまで化粧水、美容液、乳液、クリームなどの使い方をご紹介してきましたが、実はこれらの役割を一つで果たすことができるアイテムもあるってご存じでしたか?時短やコスパを気にするなら、スキンケアアイテムの機能がオールインワンに集約されたアイテムを使ってみるのもおすすめ。使用感によってゲル、ジェル状やクリーム状などのテクスチャーがあります。
肌のお手入れ時間を短縮できるうえに、肌に触れることで起きる摩擦回数を最小限に抑えられるので、肌への負担が少なくなりますよ。

うるおいが持続するアイテムを使う

肌が大きくダメージを受けるとき、それは乾燥状態。肌のバリア機能は水分と油分のバランスがとれているときに健やかに働くため、肌に乾く隙を与えないことこそが肌を外的刺激から守る効果的な方法です。肌のうるおいを長時間キープするためには、保湿力が高く持続するアイテムを使うとよいでしょう。
アクアオイルが配合されたアイテムなど、肌を湿潤状態に導くアイテムなら、朝塗った後十数時間は乾かずしっとり肌を保てます。1日に何度も保湿する必要がなく、肌のバリア機能を健やかに保ち続けることで、多くの肌トラブルの予防にもつながりますよ。

自分に合ったスキンケアで肌の乾燥を予防しましょう

基本的なアイテムの使い方や目的、使用順などを説明してきましたがいかがでしたか?アイテムは様々ありますが、スキンケアを通して大事なポイントは、肌を長時間乾かさず、肌に必要な美容成分を浸透させること
この点さえわかれば、あとは自分の肌質とライフスタイルにあったアイテムを選べばOKです。自分の肌にとって刺激が少なく、長期にわたってストレスなく使えるアイテムが見つかれば、毎日のお手入れによって肌は健やかに保てます。一時的な肌荒れなどの肌悩みも、乾燥予防するケアで改善に向かうことでしょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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