急な肌荒れ対策|突然のトラブルを予防するために意識したいこと

ターンオーバーの乱れやマスクによるかぶれ、アレルギーなど、肌荒れの原因はさまざまあります。
特にかぶれやアレルギーなどの外部刺激によるものは、何の前触れもなく突然起こる場合もあるため、対策や対処法を知っておく必要があります。
今回は、急に肌トラブルに見舞われたときの対策についてお話しします。

急な肌荒れ

急な肌荒れの原因と症状

急な肌荒れの原因には、具体的にどんなものがあるでしょうか。ここでは大きく3つに分けて、急な肌荒れの原因をご紹介します。

気候の変化

気温や、紫外線量の変化、空気の乾燥などで肌の状態が変化すると、肌に必要なうるおいが失われ、バリア機能の低下につながります。
バリア機能とは、肌の角質層に備わった皮膚を外部刺激から保護する機能のこと。これが低下すると外部刺激に弱い肌となり、トラブルが生じやすい状態となります。
季節の変わり目に肌がカサカサしたり、赤みが出たりする方は、気候が原因かもしれません。

花粉

花粉などの付着によって肌の炎症が生じる場合があります。
花粉皮膚炎と呼ばれ、バリア機能が低下した肌に花粉が皮膚に接触して起こるもので、湿疹、鼻水、目のかゆみなどの症状がみられます。肌表面に花粉が付着することが主な原因としてあげられるため、帰宅後はすぐに顔を洗うなど肌がダメージをうけにくいように気をつけましょう。

化粧品

塗布した部分に、ヒリつき、赤み、吹き出物などが生じる場合は、普段のスキンケアで使う化粧品に、肌に合わない成分が含まれている可能性があります。悪化する前に使用を控えましょう。

【原因別】急な肌荒れの対処法

急な肌荒れの理由について見てきましたがいかがでしたか。つづいては、肌荒れの対処法についてご紹介します。ここではセルフケアを中心にお伝えしますが、症状が改善されない場合はすぐに皮膚科専門医を受診し、治療法をたずねましょう。

【気候の変化】乾燥を防ぐ

春夏秋冬、季節の変わり目に体調をくずしたり、肌荒れをおこしたりする方は、気候の変化に弱い可能性があります。自分が弱る時期を把握しておくと、対策をとりやすいのでおすすめです。
肌のゆらぎを感じたら、いつものスキンケアに保湿アイテムをプラスして肌にうるおいを与え、バリア機能を維持することで乾燥を予防
しましょう。

また、日差しからくるUVが肌荒れを起こしている可能性もあります。一年を通して日焼け止めを塗ったり、帽子やサングラスを着用したりして紫外線対策をすることで防ぐことが可能です。敏感肌や乾燥肌を自覚している方は、日頃からセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを使うなど、うるおいのあるバリア機能の高い肌つくりを意識するとよいでしょう。

【花粉】アレルゲンのカットと保湿を徹底

アレルゲンとなりうる花粉が付きにくいスキンケア、メイクアイテムを用いると良いでしょう。また、十分なうるおいと適度な油分・皮脂分泌によって皮脂膜のバリア機能を健やかに保つことも大切です。
帰宅後は、洗顔をして花粉を落とすことも心がけてください。顔を洗うときは、低刺激の洗顔料を使用し、洗顔後はしっかりと乾燥を予防するケアを忘れずに。

【化粧品】肌に合うアイテムへの変更を

スキンケアやメイクアイテムを使用して肌荒れを起こしたときは、すぐに洗顔をして化粧品の成分を洗い流しましょう。その後、症状が治まれば、肌の調子を確認しつつ、敏感肌用など別のアイテムへの変更を検討すると安心です。
症状に変化が見られない場合は皮膚科の受診を検討すると良いでしょう。

急な肌荒れを予防するポイント

ここでは、急な肌荒れの予防について掘り下げていきます。どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ予防法として取り入れてみてくださいね。

肌を清潔にする

朝晩の洗顔を欠かさず、ホコリや雑菌が肌に残りにくい状態をつくりましょう。顔を洗う際は、肌に負担をかけないように洗顔料をよく泡立てて擦らないよう、やさしく洗うようにしましょう。このとき、肌にほどよくうるおいを残す洗顔料を用いると良いでしょう。
洗顔前のクレンジングでも、洗浄力の強すぎるものはさけ、バームやクリームタイプ、ゲルタイプの保湿料のあるものを選んでください。

肌のうるおいを維持する

急な肌荒れは、アレルギーや外部刺激によって引き起こされる場合が多くあります。
肌の水分と油分のうるおいを保ち、バリア機能を保ちやすくすることで、外部刺激に強い健やかな肌をキープすることを心がけましょう。
肌のうるおいを保つためには、化粧水のみのスキンケアは控え、必ず油分でフタをするようにしてください。水分だけを与えても一時的にうるおうだけですぐに乾燥してしまうため、水分と油分はセットで使うように習慣づけましょう。
化粧水と美容液、乳液、クリームを使用するのはもちろんですが、手間なくしっかりうるおいをキープしたい方は、オールインワンアイテムもおすすめ。ひと塗りで肌に必要な水分と油分を与えることができるオールインワンゲルなどを用いて、肌を長時間乾かさず、湿潤状態を保つことがおすすめです。

パッチテストを実施する

肌荒れに悩まされている方や肌が弱い方は、新しいアイテムを使用する前にパッチテストを実施して肌に合うか確認すると良いでしょう。
パッチテストのやり方は、二の腕に化粧品をつけて肌の変化をチェックする方法が手軽でおすすめです。30分後の肌の変化を確認した後、1日後、2日後に異変が起こらないか様子を見ることで、その化粧品が自分に合うかどうか判断することができます。肌に異変が現れた場合は、すぐに使用を中止してください。

シンプルなメイクを心がける

濃いメイクを続けると、肌に負担がかかったり、メイクが落ち切らなかったりして、肌荒れの原因になるおそれがあります。肌状態が不安定なときは、アレルギーテスト済み、パラベン、香料、鉱物油、エタノールフリーのアイテムなど負担の少ないメイクアイテムの使用を検討すると良いでしょう。
ただし、アレルギーテスト済みであっても、すべての人にアレルギーが生じないわけではありません。安全に使用するには、パッチテストを行うことをおすすめします。

乾燥予防で肌荒れ防止

急な肌荒れについて、思い当たるところがあった方もいらっしゃるかもしれません。肌荒れの多くは、バリア機能が低下し、外的刺激をうけやすくなることが原因です。
この肌のバリア機能に関係があるのが、乾燥予防。バリア機能の低下は乾燥によって起こることが多いため、肌の水分量と油分量のバランスを保ち、うるおいに満ちた肌を長く維持することが大切になります。汚れを落として肌を清潔にした状態で、ローションや乳液、美容液を使って適切にスキンケアを行うことは基本ですが、もっと簡単にお手入れを行いたい方はひと塗りでうるおいが持続する肌を作ることができるオールインワンアイテムなどの便利な商品を利用して、毎日きちんとケアを行うことを心がけてください。
乾燥のほかにも、肌荒れの原因はさまざまあります。睡眠不足や食生活の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの崩れによるターンオーバーの乱れ…など、気をつけるべき部分はたくさんあります。体調を整えることは、美しい肌作りの第一歩です。一度にすべてを整えるのは難しいかもしれませんが、まずは生活習慣、次は食べ物、というように1つ1つ見直して、急な肌荒れから卒業しましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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