チョコは肌荒れの原因になるの?肌をニキビ、吹き出物から防ぐには?

仕事の合間のコーヒーブレイクや疲れた時などに、つい食べたくなってしまう甘くて美味しいチョコ(チョコレート)。
でも、「チョコを食べるとニキビや吹き出物ができる」など、チョコが肌荒れを引き起こすという噂から、食べるのを思わずためらってしまう人もいるのではないでしょうか。なぜ、チョコは肌荒れにつながるといわれることが多いのでしょうか。
今回は、そんな気になるチョコと肌荒れの関係性や、食べ物による肌荒れを予防するためにはどんなことに気をつけたらいいのか、その対策についてご紹介します。

チョコ 肌荒れ

チョコを食べると肌荒れになるの?

チョコは本当に、直接肌荒れの原因になりうるものなのでしょうか。まずは、食べ物にまつわる肌荒れの原因から見ていきましょう。

「チョコを食べるとニキビができやすい」。よく耳にする噂ですが、実際は、チョコの摂取と肌荒れの発生には直接的な原因はないと考えられています
ただし、一般的な甘味のあるチョコには、原料のカカオから抽出される脂質や甘味を出すために加えられた糖分などが含まれています。
糖質や脂質の多い食べ物は、皮脂の分泌を増加させるため、肌の皮脂バランスが乱れを引き起こすとされています。これが、ニキビの原因になると考えられているのです。
つまり、「チョコを食べるとニキビができやすい」というのは、チョコに含まれている糖質や脂質の過剰摂取により、肌荒れが起こりうるという可能性のことをいっているのです。

以上のことから、もし食べ物による肌荒れを防ぐのであれば、チョコに限らず、糖質や脂質の多い食べ物を過剰に摂取することは避けたほうが望ましいといえるでしょう。糖質も脂質も体のエネルギー源として必要な成分なので、まったく食べないというのはなかなかむずかしいですが、摂取する際にはその量に十分注意しなければなりません。
摂取量を抑えるための対策としては、例えば1日の間食の回数を減らしたり、糖分量をチェックした上で食べ物の種類を選別したりすることなどが挙げられます。
特に間食の場合、甘い物やスナック菓子など糖質の多いものを選びがちな上、毎日好きなものだけを食べるといった栄養の偏りも気になる所。間食をするのであれば、糖質や脂質量だけでなく、食生活全体の栄養素のバランスをきちんと考えてとるようにするのがいいでしょう。

チョコのほかにも!肌荒れ予防のために注意したい食べ物

糖質や脂質が多いのは、甘いチョコだけではありません。他にどんな食べ物があるか、また、食べる際にはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

糖質の多い食べ物として挙げられることが多いのは、例えば、チョコ、菓子パン、ケーキ、スナック菓子、ラーメンなどです。甘味料が含まれる食べ物はもちろんですが、小麦粉を使った食品や麺類などの粉類や穀類も糖質を多く含んでいます。糖質の多い食べ物は、体に入ると皮脂の原料となります。食べることで皮脂分泌量が増え、ニキビなどの肌荒れの原因となってしまうのです。
また、糖質と同じく、脂質も皮脂の原料となる成分です。そのため、食べる際には糖質だけでなく、脂質の多い食べ物にも気をつけなければいけません。
例えば、脂質が多いものとして挙げられるのはナッツ類です。ナッツは栄養価の高い食べ物ですが、脂質も多く含まれているので食べ過ぎには注意が必要です。他にも、油を多く使う揚げ物、脂肪分のある肉類、バターなども脂質が多く、カロリーが高い食べ物とされているので、ニキビ予防などを心掛ける際は注意が必要です。
食品そのものもそうですが、使われている調味料や調理法などによってもカロリーは多少変わってきます。食べる際は、食べる量に気をつけるだけでなく、一緒に使う調味料の見直しや食用油を脂質の少ない物へ変更するなどし、できるだけ摂取カロリーを抑えるようにしましょう。

チョコを美味しく食べるために知っておきたい、肌荒れとの関係

糖質や脂質に考慮しながら、美味しくチョコを食べるにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、肌荒れ予防のために気をつけるべきポイントについてご紹介します。

チョコと肌荒れの関係を考える時にまず注目しておきたいのが、原料であるカカオの量です。
近年、カカオ70%以上のチョコなど、カカオの含有率が高いチョコを店頭でよく目にするようになりましたが、高カカオのチョコほど割合として糖質は少ないとされています。糖質量を抑えるためにはハイカカオチョコレートは効果的。
ただしカカオバターなどの油脂、つまり脂質の割合は多いため、バランスを考えて摂取しましょう
チョコを購入する際は、カカオ成分や当分、脂質の構成比を見比べながら検討するといいでしょう。

ハイカカオチョコレートの成分比較

また、カカオには食物繊維やカルシウム、鉄や亜鉛といったミネラル類をはじめ、さまざまな栄養成分が豊富に含まれています。
中でも代表的な栄養成分であるカカオポリフェノールは、高い抗酸化作用のある物質で、動脈硬化や肌の老化の予防にも効果が期待できると美容面でも期待がされています。
カカオの量が多いチョコを食べることで糖質量を抑えられるだけでなく、より多くのカカオポリフェノールを摂取することができます。ただし、チョコレートの食べ過ぎには注意しましょう。

糖質の摂取量の他にも、食べる時間についても注意する必要があります。
チョコだけにあてはまることではありませんが、就寝前に何かを食べるのは避けた方がいいでしょう。
寝ていても、胃の消化活動というのは行われ続けています。寝る前に食べてしまうと、消化するのに体のエネルギーが奪われることになり、良質な睡眠を得にくくなってしまいます。睡眠の質は、肌にも影響を与えます。
良質な睡眠は、皮膚のターンオーバーを正常化し、肌トラブルの予防・改善につながるものです。逆に、就寝前の食事は、内臓に負担をかけるだけでなく、ターンオーバーがスムーズに行われない、さまざまな肌トラブルや炎症の悪化などのデメリットも生み出してしまうため、健康上控えることをおすすめします。

肌荒れ予防には食習慣やスキンケアに心配りを

いかがでしたか。チョコに限らず、物を食べる時には気をつけて摂取しないと肌荒れの原因になってしまうことがわかったのではないでしょうか。
食べ物は、体を作る資本となるものです。好きなものであればある程、食べる量や頻度が多くなってしまいがちですが、糖質や脂質がどのくらい含まれている食品なのかをしっかりチェックして摂取するように心掛けたいですね。

日々の食品選びや食習慣に注意することもそうですが、肌荒れ予防のためには、普段のスキンケアで肌の水分と油分のうるおいバランスを整えることも大切です。
肌の水分が少ないと皮脂の分泌によって毛穴詰まりが生じ、ニキビが発生してしまうことがあります。
そして、肌の水分を保つためには乾燥も大敵。乾燥を防ぐことで、肌のバリア機能を維持しやすくなり、肌荒れ予防につながります。乾燥を防ぎ、肌にうるおいを与えるケア用品としておすすめなのは、ほどよく水分と油分の両方を補給できるオールインワンアイテム。肌にうるおいを与えるだけでなく、複数のアイテムを使わずに1本でスキンケアできる手軽さも魅力のアイテムです。
ちょっとした心掛けやスキンケアでできる日々の肌荒れ予防対策。美肌を目指し、ぜひ今日から始めてみてください。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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