治らない顎ニキビはなぜできる?予防したい人におすすめの12の対策

気付かないうちにできてしまう顎ニキビ。気になる上に治りづらく、何度も繰り返しできてしまうなど悩まされた経験はないでしょうか。

大人になってできるニキビ「大人ニキビ」は、おでこから鼻先までのTゾーンにできやすかった思春期のニキビとは違い、口周りなどフェイスラインなどを中心にできてしまうことが多いのが特徴。
顎ニキビはまさに、大人ニキビの代表的存在といえるでしょう。

今回の記事では、そんな顎ニキビにお悩みの方必見、顎ニキビ対策についてご紹介します。
家庭でできるおすすめのニキビケアの方法から医療機関で行うニキビ治療まで幅広く、12の対策方法をご紹介していくので、顎ニキビにお悩みの方は今後の対策としてぜひ参考にしてみてくださいね。

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顎ニキビの特徴と原因

まず、対策を知る前に顎ニキビとどういうものなのか、また、なぜできてしまうのか。
その特徴や原因について見ていきましょう。

ニキビの基礎知識

ニキビ(尋常性ざ瘡)ができる原因は、ホルモンバランスの乱れが大きく関係しているといわれています。
ホルモンバランスが乱れると過剰な皮脂分泌が起き、毛穴に詰まりが生じてしまいます。
通常、皮脂は毛穴から排出されますが、ホルモンバランスが乱れると角層が分厚くなる角化異常が起こり、毛穴をふさいで皮脂を排出できなくさせてしまうのです。
この毛穴に詰まった皮脂が溜まり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こすことでニキビができる、というのがニキビ発生のメカニズムです。
特に顎にできる大人のニキビは、アクネ菌ではなく、その他の常在菌が繁殖していることもあります。

また、ホルモンバランスのほかにも、ストレスや生活習慣(不規則な生活、睡眠不足、食生活)なども影響していると考えられています
ホルモンの働きが高まることによってできる思春期のニキビとは違い、顎にできやすい大人ニキビの発生には、さまざまな原因があるのです。

顎ニキビの特徴

ニキビの中でも顎ニキビは、繰り返すことが多いためにニキビ痕が残りやすいというのが一つの特徴です。
特に女性は、生理前になるとホルモンバランスが乱れやすくなるため、ニキビが発生しやすく、ニキビの症状が悪化しやすいと言われているので注意が必要です。

顎にニキビができやすい理由

顎は日頃、さまざまな外的刺激を受けやすい部位です。
衣服や雑菌が多い手指が顎と接触することで、ニキビができてしまう可能性があります。
特にマスクを着用する機会が多い昨今は、マスクの摩擦刺激や蒸れによる肌荒れにお悩みの方も多いといいます。
口周りのケアには、より注意した方が良いでしょう。

また、年齢も関係しやすいとされています。
20歳以降に発生する大人ニキビは、顎、口の周囲、フェイスライン、髪の生え際などにできやすいという傾向があります。
その上、顎ニキビは繰り返すことが多いためニキビ跡が残りやすく、生理前の女性は悪化しやすいニキビとも言われています。

日常生活でできる治らない顎ニキビ対策

気付いたらできてしまう、やっかいな顎ニキビ。
ニキビが発生するのを防ぐためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。

対策1 紫外線対策をしっかり行う

紫外線は肌トラブルを引き起こしやすい要因の一つですが、ニキビについても同様です。
紫外線は皮膚の組織を損傷してニキビ悪化の要因となるため、顎にもしっかりと日焼け止めを塗るようにしましょう。
特に顎は帽子や日傘で守りにくく、意外にも紫外線を受けやすい部位なので、日頃から意識して塗るのを忘れないように心掛けましょう。

また、使用する日焼け止めもノンコメドジェニックあるいはハイポコメドジェニックの表示のある製品を選ぶと良いでしょう
最近よく聞くようになったノンコメドジェニックやハイポコメドジェニックは、ニキビをできにくくすように作られている化粧品などを指します。
ニキビで悩んでいる方にはおすすめの日焼け止めアイテムです。

対策2 メイクや洗顔料をしっかり落とす

まず洗顔の前に必ず手を洗いましょう。手が汚れた状態だと、十分な洗顔ができません。
洗い残したメイクや洗顔料は肌への刺激となり、ニキビの要因になります。
特に顎やフェイスラインはメイクや洗顔料が残りやすい部位なので、メイクをクレンジングで落とし、洗う時には洗い残しがないかしっかりチェックしながらやさしく汚れを洗い流すようにしましょう。

対策3 髭剃り・産毛剃りは清潔なカミソリを使う

顎に接触する髭剃り・産毛剃りを行う際にも注意が必要です。
カミソリを使う場合は使い捨て、または清潔なものを使うようにしましょう。
電動シェーバーは、洗えるタイプのものを選択。清潔で切れ味のよい新しい刃を使うことで、肌に雑菌がつくことを避けることができます。
また、ニキビができている場合は、ニキビの部分に刃が当たるのを避け、つぶさないように気をつけましょう。

対策4 衣服による刺激を避ける

毎日着る衣服も肌に刺激を与えるものの一つです。
衣服による刺激は、首や顎、フェイスラインのニキビの要因になりやすいため、顎に直接触れやすいハイネックのセーターや、マフラーなどの着用はできるだけ控えることニキビ予防の対策になります
また、顎に触れる洋服だけでなく、マフラーやスカーフなどの小物も定期的に洗濯することをお忘れなく。
除菌スプレーだけでは、皮脂の汚れは取れません。

対策5 マスクのサイズと素材、交換頻度に注意する

着用機会の多いマスクですが、使う際はなるべく肌への刺激が少なく、通気性の高いものを選ぶようにするのがおすすめです。
そして、マスクは大きめのサイズを選び、顎がしっかり隠れるようにしてマスクのふちで顎を摩擦しないようにしましょう。
また、口周りはいつも清潔な状態をキープできるように、マスクは1日使用したら新しいものに交換しましょう。

対策6 顔やニキビを手で触らない

手洗いを徹底しましょう。日々使うパーツである手には、気をつけていても雑菌が潜んでいることがあります。
ニキビができると気になって、つい手で触れてしまいそうになりますが、NG行為なので控えましょう。
ニキビをつくる原因になりやすい雑菌が肌に付着するのを防ぐためにも、顔やニキビを手で触らないようにしましょう。
顎は手で触れやすい場所なので特に注意するようにしましょう。

対策7 ホルモンバランスの乱れを避ける

ニキビは、ホルモンバランスの乱れによって生じやすくなります。
ホルモンバランスを保つためにもストレスはなるべく避け、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠を意識し、規則正しい生活を送ることが何よりも大切です。

対策8 スキンケアを行う

毎日のスキンケアもニキビ予防には大切な習慣です。
清潔な肌を保つためにも、洗顔や保湿をしっかり行うようにしましょう。
洗顔は手でゴシゴシと汚れを洗い落とすような肌に刺激を与えるやり方はNG。洗顔料の泡でやさしく洗うようにしましょう。

また、乾燥は肌のバリア機能の低下につながり、様々なトラブルの原因になります
特に洗顔後は肌の油分が取り除かれて肌が乾燥しやすい状態なので、乾燥予防対策が必要です。
化粧水や美容液で肌に水分を補給させたら、乳液を塗って水分の蒸発を防ぎましょう。
乾燥しにくい美肌づくりには、セットで使うのがおすすめです。

対策9 乾燥肌の場合は、高保湿アイテムで保湿をする

乾燥肌は乾燥が進みやすい状態のため、より保湿に気を配る必要があります。
十分な保湿は肌のバリアをサポートし、肌の健康レベルを維持するのに効果的。
しっかり保湿を行うことが、ニキビとなる炎症の広がりを抑えやすくすることにつながるのです。
ケアアイテムには自分の肌質に合った保湿力の高いアイテムを選び、しっかりと保湿をするようにしましょう。

皮膚科でできる治らない顎ニキビ対策

家庭でのニキビケアで改善が見られなかった場合、皮膚科でニキビ治療を行うのも対策の一つです。

対策10 ニキビができやすい肌の治療をする

皮膚科医の指示通りにきちんと治療を行えば、ニキビは治療が可能です。
顎ニキビだけではなく、ニキビが多いと感じたら早めに皮膚科に相談し、専門の先生からニキビを改善、または予防するための指導をもらうようにしましょう。
治療法には、飲み薬や塗り薬、抗生剤の処方などの保険診療で行えるものから、自費診療の治療までさまざまな種類があるので、担当の先生と相談しながら治療法を検討していくのが良いでしょう。

対策11 生理前に悪化する場合はピル・ホルモン療法も検討する

生理前にニキビが悪化しやすい場合、女性ホルモンの一種である黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が影響している可能性があります。
黄体ホルモンは男性ホルモンと似た働きをするため、皮脂の分泌を促進して肌が脂っぽくなったり、毛穴の詰まりが生じ、ニキビ悪化の要因になるとされています。
皮膚科の病院・クリニックではホルモン療法や低用量ピルによる治療が行われており、基本的な治療で効果がなければ試してみるのも良いでしょう。

対策12 ケミカルピーリングを試す

ニキビ治療には、ケミカルピーリングという治療法もあります。
ケミカルピーリングは、人工的にターンオーバーを促す皮膚治療で、ニキビのほかに、毛穴の黒ずみ・シミ・小ジワなどの改善も期待できるとされています。
いろいろな対策や改善を試した際に効果がなければ、試してみるのも一つの手でしょう。
ピーリング後は肌が乾燥するので、十分な保湿で乾燥予防を心がけてください。

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日々のスキンケアとインナーケアでニキビ悩みから解放されましょう

ホルモンバランスの乱れにより発生しやすい大人ニキビ。
特に治りにくいといわれる顎ニキビの予防、改善におすすめの12の対策をご紹介しましたが、スキンケアや専門治療だけではなく、やはりすこやかな肌づくりには日々の規則正しい生活習慣への心掛けが重要です
栄養バランスの良い食事で腸内環境を整えたり、美白効果や肌の老化を抑制するはたらきがあるとされるビタミンCなどの肌づくりに役立つ栄養素を摂取したり、インナーケアも大切にする習慣をつけると良いでしょう。
日々のケアで、ニキビに悩まない理想の肌をつくっていきましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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