大人にできるニキビ・吹き出物の原因と適切なケア|滑らかな美肌へ

「ニキビ肌」「吹き出物」と聞くと思春期特有の悩みと思いがちですが、大人になってもこれらの症状に悩んでいる方も多いはず。
炎症がひどく赤みを帯びたブツブツや、化膿して黄味がかったできものは症状が目に見えやすいぶん、気になりだすと気持ちも塞ぎ込みがちになりますよね。

ここでは大人になってからのニキビや吹き出物はなぜ発生するのか、予防や対策、治療法についてお伝えします。

大人 吹き出物

大人ニキビ・吹き出物に関する基礎知識

ニキビや吹き出物とは、肌表面がザラつき、赤みを帯びたブツブツが現れている状態。
ここでは10代の思春期ニキビと大人にできるニキビや吹き出物の違い、発生する原因や、できやすい部分について掘り下げます。

大人ニキビ・吹き出物ができる仕組み

ニキビと吹き出物はどちらも俗称で、正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患。一般的には、10代でできるものを思春期ニキビ、成人後にできるものを大人ニキビ、と呼んでいます。
吹き出物と呼ばれることもありますが、ニキビと吹き出物は同じ状態。思春期ニキビよりも大人ニキビを吹き出物と称することが多い印象です。

ニキビと吹き出物は、どちらも過剰な皮脂分泌によって皮脂が毛穴に詰まることでアクネ菌などが皮脂をエサに繁殖し、炎症を起こしてしまうことが原因です。

思春期ニキビと、大人ニキビや吹き出物の違いですが、思春期ニキビは成長ホルモンの分泌によって皮脂量が増加することが原因の場合が多く、大人ニキビはホルモンバランスの乱れがターンオーバーに影響して発生しやすいとされています。
ホルモンバランスには生活習慣の乱れやストレスなどが影響するため、不調を感じたらすぐに体を休める、睡眠不足を解消する、ストレス解消法を探すことも美肌作りにつながると言えます。

大人の吹き出物にアクネショットゲル

アクネショットゲルは、大人の吹き出物の原因となる炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウム配合。みずみずしいゲルタイプのテクスチャーが、すっと肌にやさしく浸透*します。油分を極力控えながら肌にうるおいを与え続け、吹き出物ができにくい肌へ。毎日朝晩の洗顔後にお使いください。
*角層まで

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大人ニキビ・吹き出物ができやすい部位

大人のニキビ・吹き出物は一般的には、あごや口周りのUゾーンというフェイスラインにできることが多いとされています。皮脂腺の多い場所にできがちな思春期ニキビとは、発生する場所も少し異なってきます。
ホルモンバランスの影響によってはおでこやこめかみなど、ほかの部位にできる場合もあります。
例えばTゾーンのテカリが気になる場合はおでこの油分が過剰になっていると考えられるため、ニキビ・吹き出物がおでこに発生しやすい状態と言えます。
現在の肌状態をしっかり確認し、自分に合ったケアを行いましょう。

大人ニキビ・吹き出物の適切なケア

ここからは、大人ニキビ・吹き出物の予防と、できてしまった後のケアについてお話します。
ホルモンバランスの影響も大きい大人のニキビ・吹き出物は、外側のケアはもちろん、内側からのケアも重要。無理せず挑戦できることから行動してみましょう。

保湿・乾燥予防を徹底する

ニキビ・吹き出物の一番の原因は、毛穴に余分な皮脂が詰まって炎症を起こすこと。つまり、予防のためには毎日の汚れを落とすケアが大切になってきます。

洗顔の際は、肌に刺激を与えないように、丁寧に毛穴の汚れや黒ずみを落としていくことがポイント。メイクをした日は必ず専用のクレンジング剤を使い、肌にメイクや化粧品成分を残さないことも大切です。洗顔後は、肌の保湿を十分行ない、水分と油分のバランスを整えましょう。
この時、ニキビケアが期待できるスキンケアアイテムを使用するとさらに効果的。すでにできているニキビ・吹き出物を沈静化させるためには、抗炎症成分が配合されているものがおすすめです。

洗顔後のケアだけでなく、外出先でもこまめに肌にうるおいを届けて、乾燥やダメージから肌を守ると、バリア機能の低下を防ぐことができるので◎。
バリア機能とは、肌の水分蒸発を防ぎ、外的刺激から肌を守ってくれる機能。肌は乾燥や外的刺激を受けると、防御機能として皮脂が過剰分泌されることが多いため、バリア機能の低下を防ぐことでニキビや吹き出物の出来にくい肌を育てることができます。

日中も角層に水分を与え続け、長時間うるおいをキープしてくれるような乾燥予防処方のアイテムなら、手間なく肌の乾燥を防ぐことができてなお良いでしょう。

生活習慣を改善する

大人のニキビ・吹き出物対策には肌を清潔に保つことはもちろんですが、生活習慣の見直しも欠かせないポイントです。
良質な睡眠を取る、暴飲暴食をせず栄養バランスを意識した食事を心がける、ストレスをためない、便秘の解消…など、頭では分かってはいてもなかなか実行できていない方が多いのではないでしょうか。

ホルモンバランスの乱れによりターンオーバーが乱れると、角層が新陳代謝されず、肌荒れの原因になります。生活習慣が改善されるとホルモンバランスが整いやすくなることが期待できるため、肌のターンオーバーが整い、皮脂の過剰分泌が起こりにくくなる可能性があります。

つまり、生活習慣を改善することは、肌状態の改善への近道と言えるのです。良質な睡眠と栄養価の高い食べ物は、肌だけでなく健康状態も整えてくれるので、これを機にしっかりと見直してみましょう。

大人ニキビ・吹き出物が改善しない場合の治療法

予防やケアを頑張っても肌状態が改善しない場合は、サプリやプロの力を頼ることも解決方法の一つです。
改善に向かっていないのに自己流のケアを続けてしまうと、悪循環でさらなる肌荒れを引き起こしてしまう可能性もあります。
毎日のケアや生活習慣を見直すことと並行して、次のアクションを試してみてください。

市販薬を使用する

保湿や肌のターンオーバーを整えることで肌状態が落ち着かない場合は、ニキビ・吹き出物専用の塗り薬や、飲み薬でのケアを行ってみてはいかがでしょう。
サプリメントは食生活で取りきれない栄養素を補ってくれるもの、ニキビ跡をケアしてくれる商品もあります。購入時は薬剤師や登録販売売者に確認した上で購入すると安心です。

皮膚科を受診する

ニキビ・吹き出物の見た目が黒や赤になっている場合は、炎症が悪化している可能性が高いので要注意。炎症により色素沈着を起こしている可能性もあります。
治りにくい状態に入ってしまっているので、自己流のケアは一旦ストップし、皮膚科医に相談してください。

赤みが気になる、繰り返し同じ場所にできるのが気になるなど悩みを相談し、適切な薬を処方してもらうと良いでしょう。早い段階でプロの手を借りることができると、その分早く快方に向かう可能性が高くなります。

「ニキビ・吹き出物くらいで病院に行っても良いのかな」と躊躇してしまうかもしれないですが、ニキビ・吹き出物も立派な皮膚疾患です。信頼できるかかりつけ医を見つけ、何かあったらすぐに相談できる環境を作っておけると安心です。

美肌づくりは日々の積み重ね

大人のニキビ・吹き出物は、思春期ニキビと違って発生の理由がさまざま。原因や適切なケア方法を探し出すことが難しいので、長い期間悩んでいる方も多いかもしれません。

そんな方は、今回お伝えした「生活習慣を見直してホルモンバランスを整えること」「肌のバリア機能向上を目指した保湿・乾燥予防ケア」「プロの手を借りること」をぜひ実行してみてください。
赤みを帯びたり、ブツブツができてしまったりと、見える症状の大きいニキビ・吹き出物は発生してしまうと目についてそれ自体がストレスの原因になってしまうことも…。
正しいケアと整った生活習慣で、美肌作りを目指しましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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