肌のくすみが気になる|原因と日常生活で取り入れたい対策法【Q&A付き】

エイジングケアや美白など肌のお手入れをしっかりしているのに顔色がイマイチという方は、くすみが原因かもしれません。
くすんだ肌は老けて見えるだけでなく、ターンオーバーの乱れや血行不良など、肌荒れの原因が潜んでいる可能性もあるため、注意が必要です。

今回はそんな肌のくすみについて、なぜ起きてしまうのか、起きたらどうすればいいのか、原因と対策をご紹介します。
くすみをカバーするメイク術など、今からでもすぐ使える対策も紹介していくので、ぜひ参考にしてくすみ肌を改善し、うるおいに満ちた透明感のある素肌を目指しましょう。

くすみ

肌のくすみとは

「くすんだ肌」と聞いた時、どんな状態を思い浮かべますか?
ここではくすんだ肌とはどういった肌のことなのか、また、くすみによって起こる問題についてお話しします。

肌トーンが暗く透明感が失われている状態

くすみが生じた肌は、もとの肌の色が白くても肌色が暗く見え、ツヤも良くない状態。
くすみはシミやクマ、赤みやたるみ毛穴などと同様、老け見えの要因になってしまうものです。
実年齢より老けて見える、夕方になると顔が疲れているように見える、肌が茶色がかっているなどと感じたときは、くすみが影響している可能性があります。

くすみによる影響

普段使用しているファンデーションの色味が合わない、不健康そうに見えるなど、くすみによる影響は多々あるので注意が必要。
また、くすみが発生する要因でいうと、肌の状態が万全ではなく肌トラブルを起こしやすい肌になっているせいで、肌がくすんでいる可能性があります。
くすみの原因を放っておくと、たるみやしわなどの肌トラブルにつながる恐れもあるため、くすんでいるなと感じた時は、放置しないで適切なケアを行うことが大切です。

くすみの主な原因

くすみの原因は、実は1つではありません。
ここではくすみを引き起こす原因についていくつかご紹介します。
自分の肌の状態と照らし合わせて、不調の原因を探りましょう。

ターンオーバーの乱れ

肌が新しく生まれ変わる肌のターンオーバーの周期が遅れると、古い角質が肌表面に残るため、くすみが生まれやすくなると考えられます。
角質の蓄積によるくすみは、肌のごわつきを伴うので、くすみだけでなく肌荒れを引き起こす原因になる恐れもあるので注意が必要です。

乾燥

乾燥によるくすみの特徴は、肌ツヤのなさ。
乾燥した肌は、水分量と油分量のバランスが取れておらずカサついており、肌のキメも荒い状態。
乾燥によって肌のキメ(肌表面の細かな凹凸)が乱れると、肌表面のなめらかさがなくなり透明感やツヤが少なく見えてしまいます。

乾燥によるくすみ

メラニン

紫外線や摩擦で肌がダメージを受けたときに生成されるメラニンも、肌がくすむ原因のひとつ。
薄い褐色のくすみが起きた場合はメラニンによって起きている可能性が高いため、毎日の紫外線ケアを徹底する、スキンケアに美白アイテムを取り入れるなど毎日のケアを見直すことが効果的です。

糖化

糖化は、糖質と体内のエラスチンコラーゲンといったタンパク質が結びつき、褐色のAGEs(終末糖化産物)が産生される現象のこと。
糖化によってシワやたるみが引き起こされるほか、黄ぐすみが生じる可能性があるともいわれています。

老化現象のひとつである、糖化。老化現象を少しでも遅らせるためには、砂糖、果糖、ブドウ糖などの甘いものを過剰に摂取しないことが肝要です。

血行不良

血液が滞ると血液中の酸素濃度が低くなり、ヘモグロビンが鮮やかさを失ってくすみの原因になりやすいので注意が必要です。
血行不良によりくすむと、毛細血管が青く目立ち、全体が青暗い印象を与えてしまいます。

ケア方法は、くすみの原因によっても異なります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

日常生活で取り入れたいくすみの対策法

悩みに合わせて対処法をいくつか持っておくと安心です。
ここでは日常生活にすぐに取り入れられるくすみの対策をいくつかご紹介します。

保湿する

毎日、十分な保湿を続け、乾燥を予防することは、くすみ予防にもつながります。
クレンジングと洗顔で肌の汚れを落としたら、化粧水、美容液、乳液、クリームなどのスキンケアアイテムを使い、水分と油分をバランス良く補うことが大切です。

さまざまなアイテムを塗り重ねることが面倒という方は、1ステップでケアが完了するオールインワンアイテムもおすすめです。
長時間の保湿を叶えるために、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などの美容成分配合のものを選ぶとさらに良いでしょう。

乾燥によるくすみ肌を潤いで満たす

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紫外線対策をする

紫外線ダメージを受けた肌は、肌のターンオーバーが乱れて角質などの老廃物が蓄積し、ゴワゴワした透明感のない状態を生んでしまいます。

屋内にいても、窓から紫外線が入り込む可能性があるため、外に出る予定がない日でも日焼け止めを塗ることがおすすめです。
外出時は日焼け止めを塗るほか、帽子や日傘などを活用して紫外線対策をすると良いでしょう。

紫外線ケアは、毎日のスキンケアの工程に取り入れると塗り忘れもなく安心です。
ファンデーションや下地などの化粧品を選ぶときもUVカット効果のあるものを選ぶと更に良いでしょう。

マッサージする

顔をマッサージし、血流を良くすることもくすみ予防には効果的です。
マッサージを行う肌に刺激を与えすぎないよう、優しく行うことがポイント。
指の滑りをよくするためにオイルやクリームなどを使用すると良いでしょう。

運動する

運動は血流の循環を促し、血行不良を改善するためくすみの改善にも効果的です。
体に負担がかかりすぎない適度のスピードで、ランニングやウォーキングを行うのがおすすめです。

バランスの良い食事を摂る

生活習慣が乱れると肌のバリア機能が低下し、不調の原因になってしまいます。そのため、睡眠不足や食生活の乱れなど生活を整えることも効果的です。
特にバランスの良い食事は健康的な肌を保ちやすくしてくれるため、毎日の食事内容を意識して整えることも美肌への近道。

タンパク質ビタミンAビタミンC亜鉛などの栄養素が入った食べ物は、肌を整えたい方におすすめの食材です。

タンパク質は、肌を作るために必要な栄養素。
鶏肉、牛肉、豚肉、大豆製品(納豆、豆乳)などに多く含まれるので、積極的に毎日の食事に取り入れたいですね。

ビタミンAは、肌のターンオーバーのサイクルを整える働きが期待できる栄養素。
レバー、うなぎ、緑黄色野菜、卵黄などに多く含まれています。

ビタミンCは、メラニン色素の生成を抑える効果が期待できるといわれる栄養素。
柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリー、小松菜など野菜や果物に多く含まれています。

亜鉛は、肌のターンオーバーを整えるために必要な栄養素で、日々の食事から摂ることができるとうれしい栄養素。
牡蠣やレバー、牛肉、卵、チーズなどに多く含まれています。

食事で補うことが難しい場合は、サプリメントを取り入れることもおすすめです。
ただし適量を守り、サプリメントに頼りすぎないようにしましょう。

乾燥肌の方におすすめしたい栄養素を、こちらの記事でご紹介しています。
サプリメントを選ぶ方法や注意点の参考にもなるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

くすみが気になるときのメイクに関するQ&A

くすみとは何かやくすみが発生する原因を見てきましたが、肌がくすんでしまった時に気になるのがメイク。
ここからは、そんなくすみ時のメイクに関する疑問に答えていきます。

Q. くすんだ肌色を明るく見せるメイク術は?

A. メイクで素肌をトーンアップし、明るい印象にすることが大切です。
肌がくすんでしまうと、健康的な肌に見られにくい状態になってしまいます。
肌を明るく見せるためには、メイクで素肌をトーンアップし、明るい印象にすることが大切です。

例えば、顔全体のトーンアップをするなら、メイクのベースとなる化粧下地やコントロールカラーが役立ちます。
コントロールカラーは肌のくすみや赤み、シミやそばかすなどもカバーしてくれる顔色をコントロールするのには欠かせないアイテム。
グリーンやパープル、イエロー、ブルー、ピンクなどさまざまなカラー展開がありますが、自分の肌悩みに合わせて選ぶようにすると良いでしょう。
肌がくすんだ印象に映ってしまいやすいイエベさんであれば、ブルーやパープルがおすすめ。トーンアップに効果が期待できるでしょう。

また、目元や口元など部分的なくすみには、コンシーラーを塗ると肌の明るさを演出しやすいですよ。
口元専用のリップコンシーラーは口元の輪郭の色味を補正し、口元をきれいに見せてくれます。

もし普段使っているメイクでくすみをカバーできないときは、トーンアップ効果が高い化粧品を試すことがおすすめです。

Q. くすみを抑えるためにメイクアイテムを選ぶポイントは?

A. 肌の乾燥によるくすみをより防ぎやすくするため、使用するなら保湿成分を含んだメイクアイテムを使うことがおすすめです。
うるおいのある肌を保つことで、くすみ予防だけでなく、日中のメイク崩れの予防も期待ができます
うるおいのある肌はメイク崩れの一因になる、乾燥による皮脂の過剰分泌を抑えやすくします。
化粧下地やコントロールカラー、ファンデーション、コンシーラーといったアイテムを選ぶ際は、保湿成分が入っているかどうかを参考にすると良いでしょう。

また、保湿成分が入ったアイシャドウなども試してみるのもおすすめです。
まぶたなどの目の周りは特に皮膚が薄いため、擦らないように気を付けてメイクをするようにしましょう。

A. そのほかにも、外部刺激から肌を守るメイクアイテムを選ぶのもおすすめです。
外部刺激を受けると肌のバリア機能が低下しやすくなります。
バリア機能が低下した肌はうるおいが失われて乾燥しやすく、くすんだ印象を与えてしまいます。
メイクアイテムを使うなら、紫外線や乾燥、大気汚染物質、花粉、マスクによる擦れなどの外部刺激から肌を守ると表記されたアイテムを使用すると良いでしょう。

くすみ

乾燥予防でくすみ肌にさよなら

くすみは、本来の肌状態ではありません。
うるおいのある美しい肌を取り戻すためには、毎日の乾燥予防などケアを継続的に行うことがポイントです。
特に乾燥予防は、クレンジングや洗顔後のうるおい対策が大切。
メイクや皮脂をきれいに洗い流したら、自分にあったケア方法で乾燥予防をしっかりと行いましょう。

目元などのポイントメイクは落ちにくく、強く擦りすぎてしまうことで炎症を起こし、色素沈着を引き起こしてしまう場合もあります。
落ちにくいからとゴシゴシ肌をこすることは摩擦によるダメージを生んでしまうため、ポイントメイク落としを使うなど改善方法を見つけましょう。
加齢によって皮膚のタイプが変わることもあるため、スキンケアアイテムの見直しを定期的に行うとより安心です。

乾燥肌を予防、改善するためには外側からの保湿だけでなく、内側からのアプローチも大切です。
糖化を防ぐため、血糖値を上げにくい食材をチェックするなど食事の内容にも気をつけましょう。
肌のターンオーバーはストレスにも影響を受けるため、睡眠時間をしっかり確保する、適度な運動を行う、自分が没頭できる趣味を見つけるなど、さまざまな種類のストレス解消法を用意しておくことも良いでしょう。

また、肌のくすみは血行不良による場合も多くあります。
運動やマッサージのほか、入浴も血行促進に効果的です。身体から老廃物をしっかり排出することも美肌につながるため、温かい湯船にしっかりとつかり汗をかくことはくすみ対策に繋がります。

その他にも、ヘアカラーも顔の印象を左右する要素の一つ。
明るい印象を与えるカラーを選ぶのもくすんだ印象を与えにくくするポイントになるでしょう。

毎日の乾燥予防や食事、運動の習慣などをバランス良く取り入れ、くすみ知らずのハリと透明感のある美肌を目指しましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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