ニキビの保湿ケアの手順|うるおいを補給して、すこやかな肌へ

赤み、ぽつぽつ、腫れて痛みのあるできもの…「ニキビ」。思春期など、だれもが一度は悩まされる肌悩みではないでしょうか。思春期のニキビは皮脂が分泌されすぎて、オイリーな肌状態でできるイメージがあるかもしれません。

しかし、ニキビのできる原因と仕組みを知れば、皮脂を取り除くだけがニキビケアではないことがわかりますよ!ニキビのできやすい肌の本当に正しいケアとは?保湿に重点を置いたそのお手入れ方法を見ていきましょう。

ニキビ 保湿

ニキビケアにおける保湿の大切さ

ニキビができないように、あぶら取り紙をぺたぺた……、もしかしてそのケアは間違い!?まずはなぜニキビができるのかを解説します。

ニキビができる仕組み

ニキビの根本的な原因は、過剰な皮脂分泌により毛穴に皮脂が詰まること。
詰まった毛穴の中で排出されない皮脂をエサに、主にアクネ菌が増殖し、炎症を起こすことで腫れや化膿が生じてニキビとなります。
思春期は成長ホルモンの分泌により、急に皮脂量が増加してニキビができやすくなる時期。これを一般に思春期ニキビと呼びます。

それに対して大人ニキビの多くは、生活習慣やストレスなどの影響でホルモンバランスが崩れることから始まります。肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーが乱れ、その結果引き起こされる毛穴詰まりがニキビにつながってしまうのです。
つまりニキビケアでは、毛穴詰まりを起こさせないよう肌を清潔にし、肌のターンオーバーを正常に保つことが大切なのです。

肌の赤みが生じる仕組み

保湿の大切さ

ニキビができる前段階に起きる、過剰な皮脂分泌やターンオーバーの乱れは、肌の水分と油分のバランスが崩れている状態です。
じつはこれ、肌が乾燥しているとひどくなりやすい症状で、化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿すると、水分と油分のバランスが整いやすくなります。一日中肌を乾かさず、あらかじめ乾燥を予防することで、肌がもともと持っているバリア機能が向上し、ターンオーバーの正常な働きを助けられるのです。
また、肌のターンオーバーが整って古い角質層が新しく生まれ変わることで、肌の状態を清潔に保ちやすくもなります。

うるおい不足で菌が繁殖?

逆に保湿が不足し、乾燥して角質が厚くなると、毛穴の汚れも落としにくく、詰まりやすくなってしまいます。すると毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、ニキビが発生する事態に!そうなる前にしっかりと保湿して角質を柔らかくし、不要な老廃物を洗い流しやすい肌状態を保ちましょう。

さらに男性の場合は、髭剃り用のカミソリや電気シェーバーも清潔に保ちましょう。女性の場合はファンデーションのパフやメイク用ブラシの洗浄・乾燥を心掛けてください。いずれも菌が繁殖しやすく、顔に触れるもののため、男性ニキビや大人ニキビの原因となります

ニキビの保湿ケアの基本

ニキビになる前から取り組むべきニキビケア。肌の乾燥によって毛穴がふさがれないよう、徹底した保湿が必要なのはもちろんですが、その他にも注意すべきポイントがいくつかあります。

手を洗う

目には見えなくても、手には雑菌がいっぱい。スキンケアの前には必ず手を洗って清潔にすることが基本中の基本です。
アクネ菌をはじめ、皮膚表面にいるさまざまな菌は、私たちと共存している皮膚の常在細菌で、通常は表皮を外部の微生物などから守ってくれている存在でもあります。しかしその菌が顔に付いて毛穴に入り込むと、ニキビの原因になる可能性があるので要注意。
顔を触る癖のある人も同様に、手の清潔を心掛けることが大切です。

洗顔する

毛穴の皮脂や汚れをきちんと洗い流すことで、毛穴のつまりを防ぐことができます。洗顔は優しく丁寧に、毛穴の中の汚れや黒ずみも合わせて落としましょう。

洗顔でのポイントは、決してゴシゴシ擦らないことと、洗浄力の強すぎるアイテムは避けること。すっきりするからといって、必要な皮脂までごっそり落としてしまうと、肌のバリア機能を損ねてしまい、余計に乾燥が促進されるので言語道断です。
たっぷりとキメの細かな泡を立て、泡をクッションにして優しくぬるま湯で洗うようにしましょう。
ニキビケア用の美容成分が配合されたアイテムを使用すると、ニキビ改善が期待できますよ。

十分に保湿する

化粧水やローションを塗布する際は、パンパンと叩き込むようなパッティングはNGです。保湿成分配合のモイストタイプやとろみのある化粧水を優しく肌に押し込むようになじませると、過度な肌摩擦も抑えられ、乾燥の予防になります

乳液やクリームは肌にうるおいと油分を与え、水分を逃がさないように肌にとどめることが目的です。密着して肌にフタをし、うるおいを保持するエモリエント効果も期待できます。乳液の上からさらにクリームを塗ると、より長時間うるおいが続きますよ。
適量を手に取り、鼻、両頬、おでこ、あごに乗せて、顔全体に広げていくとよいでしょう。

一本で何種類もの役割を果たすオールインワンアイテムも、塗布の際の肌摩擦を減らすためにはおすすめ。何度も顔に触れることがないのでニキビの悪化も防げます。

乾燥に傾きやすいニキビ肌の保湿に

ニキビを気にして保湿を控えると肌がカサつく…。そんなことありませんか?メディプラスの「アクネショットゲル」は、抗炎症成分「グリチルリチン酸ジカリウム」配合。繰り返しできるニキビを防ぐだけでなく、油分を極力控えながら、肌にうるおいを与え続けて乾燥も予防します。オールインワンタイプなので、肌の摩擦を抑え、すこやかな肌へと導きます。

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こまめな保湿で乾燥を予防する

乾燥を感じる前に、あらかじめこまめに保湿することが大切です。
ミストタイプの化粧水ならデスクでもさっと手軽に使えますし、普段使いの乳液を携帯容器に詰めて持ち歩いてもいいですね。目元や口元、頬など、特に乾燥しやすい部位は気づいたときにさっとケアするとバリア機能が健やかに保たれ、ターンオーバーも正常に働きます。

ニキビケア用の保湿アイテムを選ぶポイント

ニキビができてしまったら、それは肌全体が乾燥してバリア機能が衰えているサインでもあります。ニキビ肌のためにはどのような保湿を行えばいいのでしょうか?

保湿力

うるおいを長時間キープするために、保湿成分が豊富に配合された化粧品を選びましょう。
乾燥肌にはセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなどが含まれているものをチョイス。優れた保水パワーで水分を抱え込み、うるおいを保ち続けるとともに、ハリやたるみ対策にも効果的です。高保湿タイプのアイテムはとろみがあるテクスチャーのものも多いので、指先で優しくハンドプレスをし、奥までしっとりなじませるようにケアするのがおすすめです。

角層への浸透力

うるおいが肌奥に十分に届くことで、肌の細胞がたっぷりと水分で満たされ、バリア機能が回復します。ターンオーバーが正常に働くとともに、肌表面がやわらかさを取り戻すので毛穴も詰まりにくくなることが期待されます。ニキビができにくい肌を保つため、うるおいをしっかりと浸透させられるアイテムを選ぶと良いでしょう。

手軽さ

ニキビが気になるからといって、多くのアイテムを使ったり、複雑なステップを踏んだりするケアはお勧めできません。肌に触れる回数が多いほどアクネ菌の入り込む可能性が高まりますし、肌摩擦は刺激となって乾燥の促進につながります

手軽なケアとしておすすめなのは、オールインワンアイテム。一つで化粧水、美容液、乳液、クリームなどのケアができてたっぷり保湿ができるうえ、肌に触れる回数も少なくケアができます。一つで完結するので持ち運びの際もコンパクトになり便利です。

また、ジャータイプの容器のアイテムは、指でとると容器中に雑菌が入り込む可能性も。使用のたびにスパチュラを使うのが手間であれば、プッシュ型、ポンプタイプのスキンケアアイテムを選ぶのもニキビケアに必要な配慮といえるでしょう。

ニキビはターンオーバーの乱れなどにより毛穴がつまってできるもの。毛穴つまりの原因をなくすために、あらかじめ乾燥を防ぎ、日常生活においても栄養バランスの取れた食生活、良質な睡眠などを心掛けましょう。

一度できてしまうと化膿したり赤くはれて痛かったりと非常に厄介なため、あらかじめ乾燥を予防するべく、保湿をしっかりと行い、肌の水分を保ち続ける乾燥予防ケアをすることが大切です。
間違ったケアや保湿不足によりニキビができてしまうこともありますので、場合によっては自己判断せず、一度皮膚科で相談することも検討してください。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

この記事を読んだ方に

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