肌荒れの原因と対策|スキンケアや食事を見直してうるおいのある肌に【Q&A付き】

ふと鏡を見るといつもより肌が荒れていてギョッとした経験はありませんか。
慌ててお手入れを開始しても、年齢を重ねていると肌の回復力も落ちていることを実感して気持ちまで左右されてしまいますよね。
そんな女性にとってメンタル面にも影響の大きい肌荒れには、様々な特徴や原因があります。うるおいのある美肌は見た目だけでなく、内面にも自信をくれるため毎日のインナーケアやスキンケアで肌を整えることを習慣化できると素敵ですよね。
今回はそんな滑らかで潤いのある美肌を目指すために、肌荒れの特徴と原因とケア方法についてご紹介したいと思います。

肌荒れ

肌荒れの特徴と原因

肌荒れと言っても特徴と原因は様々です。もちろん原因が違えばケア方法も違ってくるので、まずは肌荒れの特徴と原因について説明します。

肌荒れの症状

肌荒れの特徴

乾燥

肌表面にカサつきやザラつきなどの症状があらわれます。これは、肌の水分量が低下しうるおいが不足している状態
肌が硬くなり古い角質がターンオーバーで押し出されず、肌表面にとどまってしまうためカサカサした状態になります。

毛穴の開き

皮脂の過剰分泌により、毛穴が目立ちやすくなります。
これは、乾燥や加齢など様々な原因が元でうるおい成分が減少したことにより、肌の弾力が失われてたるみが生じているからです。
それにより毛穴の開きが目立ってしまうため、肌のうるおいを保つことがとても大切になります。

赤み

肌の赤みは炎症による毛細血管の拡張によって生じることが多く、炎症は雑菌や化学物質、花粉、ウイルスなどが体内に侵入することで起こります。
また、炎症を抑えるために毛細血管が拡張し、皮膚の血流量が増えるため赤みが生じるのですが、肌トラブルが続きがちな人は、毛細血管が収縮しにくく、赤みが生じやすくなる場合があります

吹き出物、ニキビ

毛穴に皮脂が詰まり、皮膚に炎症が生じて吹き出物やニキビが生じます。
毛穴に皮脂が詰まる理由は主に下記の3つ。

  1. ホルモンの影響などにより皮脂の分泌が多すぎる状態。
  2. 皮脂がうまく排出できない状態。
  3. アクネ菌や黄色ブドウ球菌などが増殖してしまった状態。
ターンオーバーが正常に行われず、角質が肌に残って皮脂が排出しにくくなると悪化し、細菌が皮脂をエサに繁殖して炎症をおこすと、吹き出物やニキビが生じてしまいます。
皮脂の分泌が多い顔や背中にできやすいのが特徴です。

肌荒れの特徴

肌荒れの原因

乾燥

肌が乾燥すると、肌の表面にある角層がうるおいを保つことが出来なくなりバリア機能が低下します。
このバリア機能とは、肌の外側にある角層が、外部からの刺激や異物の侵入を防ぎ、潤いを保つ役割のこと。
積み重なった角層間に細胞間脂質が満たされることでバリア機能が向上するのですが、逆に角層の細胞間脂質が減少するとバリア機能が低下して、外的刺激にも弱い肌になってしまいます

紫外線

紫外線によって受けるダメージの代表格は日焼け。美白の敵であることはもちろんですが、肌の奥でメラニン色素が量産され、シミの原因などにもなります。
また、紫外線のなかでもUVA波は肌の真皮まで到達し、肌の内部でうるおいを保持しハリを保つための成分にも損傷を与えてしまいます
ヒアルロン酸コラーゲンエラスチンなど、もともと肌が自分で作り出している美肌成分がダメージによって減少してしまうことで、シワやたるみの原因にもなってしまうのです。

マスクの着用

新型コロナウイルスの影響で着用する機会が格段に増えたマスク。職種によっては一日の半分以上の時間をマスク姿で過ごす人も少なくないようです。
マスク着用によって肌荒れが生じる大きな要因は、マスクが肌に触れることによる肌摩擦。
マスクをしながら会話するために口を動かすと、摩擦が起きて肌のバリア機能を破壊し、肌荒れやかぶれが起こります。

花粉

花粉の時期になると肌がカサつく、まぶたや頬、首などに、かゆみなどの症状が出るという人もいます。
かゆみのせいでかきむしってしまうと、皮膚の炎症につながることも。

もともと花粉症やアトピー性皮膚炎を発症している人の場合、花粉によって肌表面がかぶれを起こしている可能性もありますが、春先は季節の変わり目で特に肌が敏感になる季節のため、皮膚の薄い部分のダメージに悩む人が多いようです

生活習慣の乱れ

生活習慣が不安定になると、ホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーにも影響します。古い角質が肌表面に残ってカサつきやゴワゴワ肌にもつながります。
ホルモンバランスの乱れの主な原因は睡眠不足や偏った食生活、運動不足や過度の飲酒、喫煙など。
ホルモンバランスが整うことで自然と健やかな肌が育つので、日頃の生活習慣の見直しは美肌への第一歩といえるのです。

肌荒れの改善方法

肌荒れの特徴や原因は様々です。
次は肌荒れの効果的な改善方法をご紹介します。基本的なことがとても大切です。

スキンケア

毎日のスキンケアが十分かどうか見直してみることが改善への第一歩です。
朝晩二回の洗顔、基礎化粧品による保湿を行う際は、保湿成分が豊富なアイテムを使用して肌の水分量と油分量のバランスを整えて、乾燥予防を意識すると効果的です。
特にヒアルロン酸セラミドが含まれているスキンケアアイテムを使用することを心がけましょう。
化粧水・乳液・クリームのステップ使いではなく手軽にケアしたい場合は、オールインワンアイテムが保湿成分も豊富で簡単に乾燥予防ケア出来るのでおすすめです。

紫外線対策

紫外線対策を行っているのは、特に美白を気にする人たち…そんな先入観がありませんか?
先ほども述べたように、紫外線は日焼けやシミだけでなく、肌奥深くの美容成分にまでダメージを与えています。乾燥やシワ、ハリ低下などの対策のためにも紫外線対策は必要です。
夏であれば帽子やサングラス、日傘が活躍しますが、それ以外の季節でも最低限日焼け止めを使用するなどして紫外線からの刺激を防止しましょう。

適度な運動

運動はホルモンバランスを整えるために欠かせないもの。日常的な生活習慣を見直してみて、気になるポイントは改善していきましょう。
運動不足が解消されることで新陳代謝もよくなり、体温が上昇して身体全体の血液やリンパ等の巡りがよくなります。身体のすみずみの細胞まで栄養がいきわたりやすくなることで肌のターンオーバーも健やかに行われます。
運動が苦手な場合はウォーキングがおすすめです。身体に負担をかけにくい運動のため比較的どんな方でも取り入れていただきやすく、血液循環の促進に効果的なので肌のターンオーバーにも好影響です

良質な睡眠

自律神経やホルモンバランスにも深くかかわる睡眠。徹夜や寝不足によって肌が荒れることは周知の事実ですが、その大きな原因は、成長ホルモンが十分に分泌されなくなることにあります。
脳下垂体から分泌される成長ホルモンは、傷ついた細胞の修復に深く関係しています。ターンオーバーを起こし、肌の生まれ変わりを促す働きを持っていますが、 実は深い睡眠中に分泌されるホルモンなのです。
睡眠不足が続くとターンオーバーが乱れ、ダイレクトに肌荒れに直結してしまうため、夜間の十分な睡眠は美肌のための必須条件といえます。

肌荒れのケアをするときの注意点

効果的な改善方法までを説明してきましたが、最後に改善の効果を下げてしまわないワンポイントをお伝えしたいと思います。

角質を取り除きすぎない

ピーリングケアなどで、古い角質を取りすぎてはいけません。
肌がツルツルになるのでついついやり過ぎてしまいがちですが、やりすぎは肌に本来必要な角質やうるおいまで取り除いていることになるので、バリア機能の低下を招いてしまうおそれがあります。

自分の肌に合うアイテムを使用する

スキンケアアイテムを使用した後、肌の状態に異変を感じたら使用をすぐに止めてください。
ひりつき、かゆみ、赤みなどは肌への刺激のサインです。そのため、特に敏感肌の方は肌に優しいアイテムを使用することが大切なので、パラベン、アルコール、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、鉱物油といった添加物が含まれていないアイテムを探してみると良いでしょう。

無添加オールインワンゲルで肌荒れ対策

角層から肌を整えるメディプラスゲルは、肌をみずみずしく潤し、肌荒れの原因となる乾燥や刺激から肌を守ります。無添加・低刺激で敏感肌や乾燥肌にもおすすめ。これ1つでお手入れが完了するオールインワンタイプなので、肌への摩擦も軽減。すこやかな肌へと導きます。
※防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール)・石油系界面活性剤・アルコール(エタノール)・合成着色料・鉱物油・合成香料・シリコン不使用

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炎症が生じている部位には塗布を避ける

すでに湿疹や炎症が生じている部位にスキンケアアイテムを使うと、刺激となるおそれがあります。
手の摩擦や細菌が付着することで、症状を悪化させるリスクもあるので、スキンケアは手を洗って清潔な状態で行うことも大切です。
炎症が改善されない場合は、原因が別にある可能性もあるので、早めに皮膚科を受診して治療することも検討してみましょう。

肌荒れ改善に取り入れたい食事

肌荒れを改善するためにはスキンケアはもちろん、体の内側からケアを行うことも大切です。
ここでは美しい肌作りに欠かせない栄養素をご紹介します。

ビタミンは水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2つに分けられます。
ビタミンCビタミンB2ビタミンB6は、水に溶けやすい性質を持ち、一定以上摂取すると尿として排出されます。
脂溶性ビタミンである、ビタミンAビタミンDビタミンEは過剰に摂取すると体内に留まり、中毒症状を起こす可能性があります。
毎日の食事を見直し、美肌づくりに役立つ栄養素を、バランスよく摂取するよう心がけましょう。

タンパク質

肌や身体を作るために欠かせない栄養素です。
牛もも肉、豚もも肉、鶏むね肉、納豆などの大豆製品、チーズなどの乳製品に多く含まれているので比較的、毎日の食事に取り入れやすいといえるでしょう。

ビタミンA

肌のうるおいを保ちやすくする働きを期待できる栄養素です。
ニンジンや小松菜、ホウレンソウ、レバーなどに多く含まれています
食事で摂りづらい場合はサプリメントを使用することもおすすめです。ただし、脂溶性ビタミンのため摂取量に注意が必要です。

ビタミンC

肌のハリを保つために必要なコラーゲンの生成をサポートする働きがあると考えられています。美白を気にされる方も積極的に摂りたい栄養素です。
ケール、小松菜、ブロッコリー、キウイ、イチゴなどに多く含まれています

ビタミンB2・B6・亜鉛

ターンオーバーの周期を整える働きがあるため、肌の再生に一役かってくれる栄養素です。
ビタミンB2卵、うなぎ、レバー、焼き海苔などに多く含まれており、ビタミンB6マグロ、カツオ、サケ、バナナ、ニンニクなどに含まれています。
亜鉛蟹や牡蠣に多く含まれている栄養素ですが、サプリメントで摂取することもおすすめです。

ビタミンE

抗酸化作用が期待でき、血の巡りを良くするため、ツヤ肌を目指したい方にもおすすめです。
アーモンド、ドライトマト、アボカドなどに含まれています。ただし、脂溶性ビタミンのため摂取量に注意が必要です。

鉄分

鉄はコラーゲンの合成に必要な栄養素です。
不足するとターンオーバーが乱れ、シミなどの肌トラブルにつながりやすいため、毎日の摂取を心がけたいところ。
牛・豚・鶏レバー、カツオ、赤貝、キハダマグロ、ひじき、卵、小松菜、プルーンなどに多く含まれるため、食事内容にあわせて食材を組み合わせてみてくださいね。

肌荒れに役立つ栄養素

肌荒れに関するQ&A

肌荒れを予防するための食事やスキンケアについて、知見は広がったでしょうか。
この章では肌荒れに関する疑問についてお答えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q, 肌荒れを防ぐために避けたい食べ物は?

A. 脂っこいおかずや油分が多いチョコレートなどのお菓子は糖質や脂質を摂り過ぎると、肌荒れを引き起こす場合があるため、摂取量に気をつけると安心です。
「絶対に食べちゃだめ!」ということではない、大切なのは食べる頻度や摂取量。毎日大量に食べてしまえば、どんなものでも体に良くはありません。
油ものやチョコレートを徹底的に避けるのではなく、毎日は食べない、食べるときは量を決めるなど、上手に付き合いましょう。
また、カフェインや香辛料などの刺激物も過剰な皮脂の分泌を引き起こしニキビの原因になるといわれているため摂取量を考えたい食品です。こちらもチョコレートなどと同様、嗜好品として適量を楽しむように工夫しましょう。

Q. 肌荒れが治らないときの対処法は?

A. アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎といった肌の病気の可能性があるため、早めに皮膚科などにかかり医師の判断をあおぐことをおすすめします。
市販の塗り薬や飲み薬を使うセルフケアが効果を発揮している場合でも、かゆみや湿疹、乾燥、赤みがひどい場合などは要注意。症状が長引く場合は特に注意が必要です。
セルフケアで何とかしようとせず、皮膚科に行くようにしてください。

肌荒れの改善は少しずつ

肌荒れは身近なものですが、特徴と原因を知ってケアすることで健やかな肌をキープすることができます。
一度にたくさんの習慣を変えることはストレスになってしまうので、これなら出来るな、というケアから1つずつ取り入れてみるのはいかがでしょうか。

また、スキンケアだけでなくインナーケアも大切なポイント。
食べ物やサプリで肌にとって必要な栄養素を摂取したり、腸内環境を整えたりすることで、肌の状態がぐっと改善される場合もあります。
女性の場合は生理周期によってホルモンの分泌量が変わるため、不調を感じる方も多いかもしれません。漢方や薬などご自身に合う対処法を見つけることもストレスを軽減し、美肌に繋がります。
気になる方はクリニックで診断を受けるなどしてみるのも良いかもしれません。

滑らかでうるおいのある美肌には、日頃のケアがとても大切なので、少しずつでも取り組んでいきましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

この記事を読んだ方に

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