手の甲の乾燥は手湿疹かも?日常生活のポイントと治らないときの対応

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あかぎれや乾燥による手のガサガサに悩まされたことのある方は多いと思いますが、手荒れ、手の乾燥が悪化すると手湿疹という状態になります。
これが手の甲にまで症状が広がり、さらにひどい症状に発展することはご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

手の甲は顔に比べて皮脂腺が少なく、特に乾燥しやすい部位。普通の手荒れと手湿疹では、必要なケアも異なるため、注意が必要です。
今回は手湿疹について、詳細や対策をご紹介します。予防方法やなってしまったときの対処法、治療法を知り、手湿疹の発症や悪化を防ぎましょう。

手の甲 乾燥

手の甲の湿疹は手湿疹。原因は乾燥かも

指先やてのひらの肌荒れが手の甲にまで及んでいる場合は、手湿疹を疑った方が良いかもしれません。
手の甲は皮脂腺が少なく皮脂膜も薄いため、乾燥や外部刺激に要注意な部位。
ここでは手湿疹とはどんな症状か、原因はどんなことかについてお伝えします。

手湿疹とは

手湿疹は、「主婦湿疹」ともいわれるほど、水仕事が多い主婦(主夫)がなりやすいとされる手の病気です。
肌を乾燥や外部刺激から守る皮膚のバリア機能が弱っていると発症しやすいため、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の人も起こりやすいといえます。
症状は指の腹や手のひらから発症することが多く、手の甲に症状が出る場合もあります。
皮膚のバリア機能を向上させるためには、乾燥させないことが大切なので、水仕事や手洗いを行ったあとなど、こまめに乾燥予防を行うことが大切です。
紫外線による外部刺激も肌の負担になるため、外出時には全身はもちろん手の甲のすみずみまで日焼け止めを塗ることもお忘れなく。

手湿疹の主な症状

主な症状は、かさつきと水疱などがあります。
かさつきが起きる場合は、皮膚がカサカサし、亀裂やひび割れが起きる、皮膚が硬くゴワゴワするなどで、指先から症状があらわれはじめ、徐々に手のひらにまで広がってゆきます。
小さな発疹や水ぶくれができる場合は、手のひらや指のはらから症状があらわれることが多く、手の甲まで広がるケースもあります。

手湿疹が起こる主な原因

手湿疹の原因は、肌のバリア機能の低下と、外部刺激です。
水や洗剤に触れることで皮膚表面の水分や皮脂が減少することで肌のバリア機能が低下した肌は、アレルギー物質や化学物質に触れて刺激に敏感になっている状態。そこに外気の乾燥や毎日の水仕事など物理的な摩擦や刺激が繰り返し起きることで、手荒れの状態から手湿疹にまで悪化してしまいます。

肌のバリア機能について詳しく解説した記事があるので、合わせて目を通してみることがおすすめです。

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手の甲の乾燥を防ぐ日常生活のポイント

手が乾燥する原因は、乾燥や水仕事で使う洗剤などの刺激によって角質層から水分がうばわれてしまうため。
肌の水分と油分のバランスが崩れると表皮のかさつきが起こります。
ここではそんな手の甲や手のひらの乾燥を防ぐためのポイントを5つに分けてお伝えします。

ポイント1 刺激の少ない洗剤やハンドソープを使用する

手の皮膚に刺激を与える成分は人によって違うので、初めて使用する洗剤やハンドソープは少量を肌に付け異常がないか試すことがおすすめです。
使用後の手指に赤みやかゆみなどの症状がないか確認すし、少しでも刺激やかゆみを感じた場合はすぐに使うのをやめましょう。

ポイント2 室内の乾燥を防ぐ

季節の変わり目は外気だけでなく、部屋の中の湿度や温度にも変化があります。室内を加湿し、空気による乾燥を防ぐことも肌荒れを抑えるポイントです。
エアコンや暖房器具の使用は、空気の乾燥を促進させやすいため、加湿器を置く、濡れたタオルを吊るす、お湯を沸かすなど、エアコンや暖房器具の使用時は、部屋の乾燥状態に注意することをおすすめします。

ポイント3 ぬるま湯で手を洗う

熱いお湯は皮膚の保湿成分を必要以上に洗い流してしまうため、手肌が乾燥しやすくなる原因になります。
水仕事でお湯を使う場合は、35度以下の温度を目安にすると安心です。

ポイント4 就寝前に手をケアする

手洗いや水仕事のあとだけでなく、就寝前にマッサージしながらハンドクリームを塗ると寝ているあいだ中、肌表面をうるおいの膜で包み、保護してくれるのでおすすめです。
乾燥によりひどいダメージを受けている場合は、ハンドクリームの前に化粧水などの保湿アイテムを塗るとより効果的に角質まで水分を届けることができますよ。
ハンドクリームを塗った後にハンドケア用の手袋をすると、さらに保湿の効果を実感しやすいので試してみてください。

手にハンドクリームをぬるときにマッサージを行うと、血流が良くなることで肌の活性化が期待できます。
ターンオーバーを促し、老廃物の排出が進むので、栄養や酸素が細胞に行き渡りやすくなり、肌荒れの改善にもつながるため、寝る前の習慣にできるよう心がけましょう。

ポイント5 肌トラブルにつながりやすい家事をする際はゴム手袋をする

皿洗いや洗濯、掃除などで薬剤を使う場合はゴム手袋を使用すると良いでしょう。
ゴム手袋をすることで肌への刺激が強い薬剤が直接素肌に触れることを防ぐことができるため、肌荒れを予防することに繋がります。

手荒れの予防方法については、下記の記事でも対処法やケア方法をご紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。

手の甲の乾燥(手湿疹)がひどいときの注意点

乾燥がなかなか治らない場合は、セルフケアを続けるだけでなく薬による治療を行うことも考えましょう。
市販薬を自分で選んで使用することも症状が軽いうちは問題ないですが、なかなか治らない場合や悪化してしまった場合は、薬やケアアイテムのえらび方にも注意が必要です。

かゆみや痛みがひどい場合はステロイド外用薬を使用する

ステロイド外用薬は、かゆみや痛みの原因になる炎症を治療する塗り薬です。
強い薬なので使用することを悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、使う期間や部位、使用回数などの使用方法をしっかり守れば怖い薬ではありません
早めに治療を行うことは、早い改善にも繋がります。

手湿疹がなかなか治らないとお悩みの方は、早めに皮膚科に行き、医師の判断をあおぎましょう。
また、炎症の治療と併せて保湿することで症状の緩和を期待できます。医師に相談した上で、セルフケアも平行して行うと良いでしょう。

皮膚科を受診する

セルフケアで手の甲の異常が治らない場合は、乾皮症(かんぴしょう)、皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)、魚鱗癬(ぎょりんせん)など、手湿疹以外の病気の可能性があるため、早めに皮膚科を受診しましょう。
医師の診断のもと適切に治療することで、症状の緩和や改善につながります。

手の乾燥について注意したいことを下記の記事にまとめています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

手の甲 乾燥

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乾燥予防で、美しい手の甲に

手の甲は皮脂腺が少なく乾燥しやすいため、シワやシミなどの発生しやすい部分。
「手に年齢が出る」というような言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。手湿疹の肌荒れだけでなく、手の甲を美しく保つためには老化を防ぐといった美容面に気を使うことも大切なポイントです。

また、日常生活で手が水にふれる機会は水仕事だけではありません。
手を洗うことも肌にとって負担になる場合があります。洗浄力の強いハンドゾープではなく石けんを使用する、ゴシゴシこすらないなど、手の洗い方にも気を配ると良いでしょう。

手湿疹の軽減や改善、加齢によるシミやシワの予防には乾燥予防が欠かせません。
皮脂が少なく乾燥しやすい手の甲は角層の水分が蒸発しやすいため、ハンドクリームやオイルなどでこまめにうるおいを与えることを心がけましょう。
ハンドクリームを選ぶ際も、尿素などの保湿成分が配合されたアイテムを選ぶ、香りの成分が肌への刺激になる可能性もあるため無香料のものを選択するなど、自分の肌に合うものを選ぶとより効果的です。

乾燥予防に使うアイテムはハンドクリームだけでなく、顔用のスキンケアアイテムを使用することもおすすめ。
化粧水、乳液、オイルと塗り重ねるのが面倒な方は、ひとぬりで必要な水分と油分を肌に届けることができるオールインワンアイテムも選択肢の一つ。顔に使用することもできるので、一つ持っておくと便利ですよ。

自分の肌のタイプに合わせて乾燥予防ケアをしっかり行い、うるおいのある美しい手をキープしましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

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