生理前のにきび悪化はなぜ起こる?メカニズムと対処法

生理前の肌トラブルやにきびの悪化に悩む女性は多いのではないでしょうか。
生理前の肌荒れは、ホルモンの影響を大きく受けている可能性があります。
ホルモンの影響でにきびができていると教えられても、どう対応すれば良いのか分からないですよね。

今回はそんな生理前のにきびがなぜできるかのにきびケアについてお伝えします。

生理 にきび

生理前ににきびが悪化するメカニズム

生理前ににきびが悪化してしまうのは、ホルモンの影響です。
ここではそんなホルモンについて、どんなものがあるのか、どんな影響があるのかをお伝えします。

黄体ホルモンの影響

黄体ホルモン(プロゲステロン)は、男性ホルモンと似た働きをもち、皮脂の分泌量を増やし、毛穴を詰まらせ、吹き出物を生じやすくする働きがあります。
黄体ホルモンの分泌量の増加が、特に20歳以降に現われる大人にきび(思春期後ざ瘡)の悪化に関係するとされています。

にきびと男性ホルモンの関係

にきび(尋常性ざ瘡)の原因の1つに、女性ホルモンに対して男性ホルモンが優位になるホルモンバランスの乱れがあります。
男性ホルモンの働きが強くなると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴を詰まらせる要因になるため、にきびができやすくなってしまうのです。

生理周期(月経周期)とホルモンの関係

生理前(月経前)は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、黄体ホルモンの分泌が増えます。
黄体ホルモンは妊娠に備える重要なホルモンです。
血糖値を下げる、むくみを生じさせる、腸の働きを抑制するなどといった働きが生理前の様々な心理的・身体的な不調に関与し、抑うつ状態をつくりやすくすると考えられています。
月経前症候群(PMS)や生理痛がひどいという悩みを抱えている方は、病院を受診しピルを処方してもらうことも効果的です。
ピルや低用量ピルのほか、副作用が心配な方は漢方を処方してくれるところもあります。
効果を感じる治療法は人によって違いますので、自分に合う病院を探してみてください。

生理前のにきびの特徴

ここでは生理前に生じるにきびの特徴をご紹介します。
できやすい部位やにきびを伴う肌荒れについてなど、初めて知ることもあるかもしれません。ぜひ目を通してみてくださいね。

男性ホルモンの影響が強い場所に生じる

にきびの悪化は、生理の10日前ごろから生じることが多い傾向があります。
生理前のにきびは顔に生じやすく、特に顎や頬、フェイスライン、眉間のにきびは目立ちやすいので気にしている方も多いと思います。
これらの部分はいずれも髭や眉毛が生える部分で、男性ホルモンの影響が大きいため、生理前のにきびは男性ホルモンの影響が強い場所に生じやすいと言えるでしょう。
体幹では、背中や前胸部(胸毛の生える場所)で悪化が生じることが一般的です。
炎症を起こした赤いにきびは、にきび跡が生じたり、色素沈着を残したりすることもあるため、早めに適切な対処を行うことが大切です。

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肌荒れと乾燥を伴うことが多い

生理前のホルモンバランスの変化は、肌荒れや乾燥を引き起こしやすくする影響があります。
乾燥した状態の肌は刺激に弱く、にきびなどの肌トラブルを起こしやすい状態です。

卵胞ホルモンには、女性の肌のターンオーバーを促進したり、バリア機能を高めたりして肌を健康に保つ働きがあるため、生理中から排卵前に肌の状態が良くなるのは、卵胞ホルモンの分泌量が増加することが原因だと考えられています

一方で生理前に肌の状態が悪くなるのは、卵胞ホルモンの分泌量が減少するため。
肌荒れ、にきび、皮膚炎などは月経前症候群(PMS)の症状の1つにあげられているため、自覚のある方は生理前と生理後でスキンケアを変えるなどの工夫を行うと良いでしょう。

特に気をつけたいのは、肌の乾燥です。
乾燥した肌は外部刺激に弱く、肌荒れを起こしやすい状態。
肌のバリア機能が低下している場合も多くあります。
そのため、乾燥予防をしっかりと行い、肌が長時間うるおった状態をキープできるように心がけましょう。

生理前のにきび対策と治し方

生理前のにきびは、その時期だけケアを行えばよいというものではありません。
スキンケアは毎日の積み重ねが大切。日頃から気をつけておきたいポイントをご紹介します。

日頃から肌の健康を維持しておく

生理前のにきびの悪化を抑えるためには、不規則な生活を避け、睡眠を十分に取り、栄養バランスの良い食生活を送ることや、便秘を改善するなどして、日頃から肌の健康を維持しておくことが大切です。
便秘は、特に頬のにきびに関係すると言われているため、腸内環境を整えることもにきび予防につながります。

健康的な生活は生理前後のホルモンバランスの過剰な乱れを抑制してくれる効果があります。
睡眠時間や食事のバランスなどに意識を向け、整えると良いでしょう。
栄養素では、特にビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ミネラルを十分に摂取することを意識し、足りないものをサプリメントで補うと安心です。

また、乾燥は、肌のバリア機能を低下させ、炎症を悪化させる要因の1つ。適切なスキンケアと乾燥予防を心がけ、うるおいのある肌をキープしましょう。

にきびができたら触れない・つぶさない

にきびに触れたり、つぶしたりすると、肌を傷つけてにきびを悪化させる恐れがあります。
にきびができてしまったら、塗り薬を湿布するなどし、あまり触らないようにしましょう。

にきびの毛穴に詰まった古い角質や皮脂の塊を排出する治療もありますが、特別な技術が必要なため、行いたい場合は皮膚科専門医に相談すると良いでしょう。
自己判断で行うとかえって悪化する恐れもあるため、絶対にやめましょう。

生理 にきび

乾燥予防で生理前の肌トラブルから脱出

生理の前になると卵胞ホルモンが低下し黄体ホルモンが優位になります。この時期を黄体期と呼ぶのですが、黄体期は皮脂分泌が過剰になるため肌トラブルが生じやすく、にきびに悩まされる方も多くいます。

生理前はホルモンバランスの影響で肌が敏感になり、乾きやすい状態。
そのため、乾燥肌用の保湿力の高いスキンケアアイテムを使用することがおすすめです。

乾燥予防のポイントは、洗顔後はすぐに化粧水や乳液でスキンケアを行い、肌に必要な水分と油分を補うこと。
肌のうるおいが長時間続くことが大切なので、ローションタイプの化粧水よりも、肌の上でとどまる時間の長いゲルタイプのアイテムを使用することもおすすめです。

いつも使っている化粧品やメイクアイテムでも、生理前の肌が敏感な時期は刺激を感じてしまうこともあります。
そんな時は無理に使用を続けるのではなく、その時期の自分の肌に合う美容アイテムを探したり、敏感肌向けの商品を試してみたり、肌にストレスを与えないための対処法を考えると良いでしょう。

ほかにも生理前や生理中はストレスを感じやすいため、なるべくリラックスして過ごすことも大切。自分に合うリラックス方法を見つけておくと安心です。
スキンケアで乾燥予防をしっかり行う、食事や生活習慣を見直すなど、体の外側からも内側からも肌をケアすることを心がけましょう。

【監修医師】久保田 潤一郎
医学博士 久保田 潤一郎 もっと詳しく
久保田潤一郎クリニック院長 元杏林大学医学部助教授(形成外科学)
日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会永年レーザー専門医

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院に勤務し、医学博士号取得。後に、杏林大学医学部助教授(准教授)として診療を行うかたわら、後輩の指導にも熱心にあたる。数々の臨床・研究を重ね、多くの形成外科・美容外科の治療のほか、レーザーや光線療法により様々な皮膚のトラブルに対処し、皮膚レーザー療法を確立。国内外の医学会だけに留まらず、各種講演会でも積極的に講演し、自らの治療・基礎研究を主とした様々な情報や最新情報を広く伝えている。

この記事を読んだ方に

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